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長かった...

上信越国境/清津川・サゴイ沢 (沢登り)

宮下

【日時】2005年6月18日〜19日
【メンバー】メンバー】小暮(L)、山口(SL)、渡辺、宮下


 金曜夜の出発が遅かったため、関口さんの車で仮眠したのは2時間半。林道終点に車を置いて歩き出すが赤湯までの登山道はきつい。特に睡眠不足の体には応える。手嶋さんにコーラをもらいながら頑張って歩く。山口さんや次郎さんと沢に来るなんて、久しぶり〜。赤湯温泉手前の橋から入渓。これが思いの外大変で、すぐに現れる登れない滝を左から巻いたが横には鹿の腐乱死体。小暮隊長「う、見なきゃ良かった…」。高巻きの下り口がはっきりせず、30mロープ1本で懸垂。ちょっとだけ長さが足りず、ずるずるとずり下りる。30分くらいのロス。「赤湯を越えて、昌次新道の方から入渓すればよかったね。」
 5重の滝は右側を大高巻きする。所々残置シュリンゲが残っているが、どこもいい下降点ではない。結局大きく巻いて熊沢に一旦入ってからサゴイ沢に戻るが悪い巻きだった。8mの滝は右から大きく巻くが全体的にボロボロで、人があまり入っていない感じがした。
 C.1510付近、沢がかくんと左へ屈曲する手前に大きな雪渓。その手前に快適な幕営スペースと焚き火跡。テン場目標はc.1600だったが5時も過ぎており、誰とはなしに幕営決定。テントとタープ2つを張って快適に調理を始める。途中で採取した蕗やこしあぶら、雪笹を湯がいたり炒めたり、天ぷらにしたり。一応用意したカレーには全く出番がなかった。釣りを開始した時間が遅かったので1匹だけだったが、焚き火で塩焼きに。早めに就寝。夜半、雨がぱらつくが増水はなし。

 翌日は4時起き。6時出発。雪渓を越えた15mの滝は左から岩づたいに行くと見た目よりも歩きやすく、難なく落ち口に降りられた。そこから先は直登できない大きな滝が続き、悪い高巻きばかり。時間短縮のため、c.1580あたりから左の枝沢に入り、稜線を目指す。上部は雪が急ですべる笹を覆っていて歩きやすくなっていた。バイルを突きながら、最後の詰め。ちょっとだけ急な藪こぎをするとひょっこり稜線へ出た。山口さんと小暮君は登山道脇のタケノコをかじりながら龍ノ峰経由で苗場山を目指す。ところどころ雪が残り、苗場山から赤湯へ下る昌次新道には鎖場にべったりと悪い雪が残っていて時間がかかった。
 苗場山経由にしたことで下山に時間がかかることが予想されたが、4人中3人ピークを踏んだことがない、というので頑張って歩いた。4時の集合はもうだめか、我々が一番最後だろうね、と走るように下っていたところ、交信で田邉さんパーティがまだ後ろにいることが判明。なーんだ〜。赤湯に浸かって行きたかったが残念時間切れ!苦しい登り返しを越えて車デポ地へ。ちょうど雨が降り始める。集合場所の宿場の湯には皆さん勢揃い。遅くなってごめんなさいね〜!

【グレード】2級 【行程】
6/18 林道終点(7:45)
   〜サゴイ沢入渓(9:10)
   〜c.1510(17:00)B.P.
6/19 BP(5:45)〜稜線(9:05)
   〜苗場山(11:00-11:25)
   〜駐車地点(15:30)
【地図】三国峠、佐武流山、苗場山