TOP2005年記録

あれ?核心部は・・・?

谷川連峰/万太郎谷大ベタテ沢右俣 (沢登り)

池田

【日時】2005年9月4日
【メンバー】 佐藤(仁)(L)、川鍋、 長谷川、池田

 9月の会山行は毎年、天候に恵まれない。今年も例にもれず、前日の大雨・増水で行き先の変更が検討されていた。しかし、早く出て降りだす前に抜けてしまおうということになり、吾策新道入口を6時に出発した。井戸小屋沢右俣Pも同時に出る。
大ベタテ沢に入渓するまでに、谷川新道を小1時間ほど歩く。 この日は蒸し暑く。ここで結構ばててしまった。入渓してからしばらくは、ゴーロ歩きが続く。読んできたガイドでは、100mナメ滝があるはずで、そこが核心部となる。二俣までは大した滝もなく、ナメ滝のことを考えながら進む。
 右俣に入り少しずつ滝が増えてくる。ふと気が付くと、目の前に大きなスラブの滝が.これがあの?とメンバーに聞くが、これは違うと言う。これは50mナメ滝。おぼつかない足取りで、滑りやすい白い岩の上をおそるおそる歩く。傾斜が急になるにつれて腰がひけてくる。手がかりになりそうな木や草はほとんどない。ザイルを出してもらってなんとか半分くらいまで行く。登りきると、また別のザイルを出してもらってアッセンダーで登る。その後も、わずかな草を頼りにつるつるした岩面を登って行く。けっこう恐怖感はあるが、やってみると意外と登れるので、楽しい。しかし、これで50m・・・。100mはどんなんだ?と思いながら先を進む。
 がしかし、結論から言うと、核心部は無かった。100mナメ滝というよりは、ぬるぬるした2mの小滝が50個(というのは比喩だけれど)、という印象だった。100m、100m・・・と念じながら進んでいたから、だんだん詰めになってきて、これより先に大滝はないだろう!というところまで来て、「?」というまま吾策新道に出た。
 吾作新道に出たところで井戸小屋沢右俣Pに出会った。早っ!後で聞くと2回くらいしか休憩を取らなかったらしい。さすが...

【行程】
吾策新道入口 (6:00)〜50mナメ滝(10:00)
〜稜線(11:45/12:30)〜吾策新道入口(14:00)
【地形図】茂倉岳

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