TOP2006年記録

アイゼン手配を反省

二口山塊/南面白山〜大東岳(計画中退) 
(山スキー)

佐藤

【日時】
2006年1月28日(土)〜29日(日)
【メンバー】
佐藤、鈴木、小磯、野村、松村

 山形といえば名勝・山寺。門前を流れる立谷川の支流は、右は紅葉川で仙山線・面白山高原駅前を流れる。左は立石川だが、この二つの支流を分ける場所を馬形という。一方、立谷川の南を流れるのは村山高瀬川で中流域が高沢だが、昔は高野といった。馬形から宮城側へ越えるのが山伏峠(現在の二口峠)、高野から宮城側へは清水峠で、ともに宮城側の二口集落で合流した。そのため二口街道といい、周辺の山々も二口と呼ぶ。 (参考:『奥羽山脈の研究』大明堂)この二口のいわば北端の面白山高原駅から二口集落までを南下せよというのが、われらスキーBチーム(山越え)と縦走Aチーム(峠越え)のミッションであった。

 面白山スキー場から尾根に乗り、南面白山への稜線を辿る。樹林は狭くなり、直下はえらく急で、フリートレックなら大丈夫かという期待も砕けて担ぐ。長板の皆はとっくだ。急登を出れば疎林となり、ガスの合間からはときおり周囲が覗き、南への稜線上に栗原パーティが点となって動いている。
 視界不良なら南面白山の先はやめておく心積もりだったが、明日は晴天というので すっきりしない中、大東岳への鞍部へとシールを外して滑り込んだ。疎林のおいしい斜面は短時間で尽き、急な樹林帯に飲み込まれた。そこから乗った大東岳北面の広い斜面、上部は強い風が樹林を鳴らしている。もう少し上がる予定だったが、風を避けて1,000m付近で早めに幕とし、残り300mを早朝に越えることとした。
 夜半は星を見ていたものの、朝はガスが切れない。大東岳直下から南面は急な箇所が2〜3ある。もし登ってから戻ると集合が遅れる可能性が高いので、逡巡した結果戻ることにした。遠望する大東岳直下は、北面でも急で雪の付きは少なく、強い風で特に早朝はカリカリが予想された。大雪がこの山域にも及んでいるかと思って(石井君の話では、これでも例年の倍だそうだ)、クトーは用意したがアイゼンは装備に加えなかったことは、戻ることになった因である。フリトレならともかく、特に長板のメンバーがいる場合は、しっかりと手配しなければならない。反省。
 8時過ぎにはガスも上がり、南面白山に返すころには、蔵王から神室までの脊梁と故郷・山形盆地が碧空の下に開ける。往路に担いだ坂は沢筋に巻いて逃げたが、これが意外と楽しめる滑りで、実はこの沢筋沿いが夏道だった。

【行程】
1/28 作並駅前車デポ(8:53)〜仙山線・面白山高原駅〜面白山スキー場(10:20)〜南面白山(12:40)
   〜大東岳北1000m付近泊(14:10)
1/29 大東岳北面(7:00)〜南面白山(9:50)〜面白山スキー場(10:40) 〜仙山線・面白山高原駅(11:00)
   〜作並駅〜秋保温泉集合場所
【地図】山寺・作並