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男三人、奥利根の展望台で何を想う?
谷川連峰/雨ケ立山・布引山(山スキー)
石井
巻機山を眺める
【日時】2006年3月26日
【メンバー】石井(L)、大野、石間
宝川温泉の入口に車を停め、林道をスキーで進む。今回は当初メンバーの仁さんが仕事で抜け、大野・石間フリートレック、石井アルペン短めという構成。平坦に近い林道ではフリトレが不利なので、差が開いてしまう。だが、途中のトンネルで一度外した以外、雪は締まっているので順調だ。板幽沢の手前から右手の緩い傾斜の植林帯に入り、これを抜けると斜度が増してブナ森の尾根となる。こうなるとフリトレが強く、今度は離されていってしまう。大野氏も石間氏も日頃の激務にも関わらず、バテもせずに元気である。二人とも無口なほうなので、パーティは距離を開けつつも、静かに、着実に進む。
やがて尾根上に出て、樹木が無くなって急登ひとしきりで雨ヶ立の頂上着。上州武尊から至仏、平ヶ岳、小沢岳、巻機、朝日岳と、奥利根の大展望が開ける。少し下って登り返し、布引山に出ると、今度はオープンスロープのナルミズ沢源頭が圧巻だ。準備して南尾根にひと滑りすると、しばらくは細かいアップダウンをやり過ごすのみで、滑りを楽しむのはその後だった。しばらくはそこそこ回し易くて快適だったが、それも束の間、重〜い腐れ雪ばかりとなった。せっかく1000m近くの標高差を稼いだのに、下りは冴えない、重たいスキーであった。林道に出ると再びアルペン優勢となり、2時前には車に戻ることができた。
標高差がさほど無く、展望が良くて雰囲気もあるので、お試し的山行にはぴったりのルートだが、林道が長めなのが少し残念である。
【行程】宝川温泉(7:05)〜板幽沢右岸取付(8:40)〜雨ケ立山(10:45/50)〜布引山(11:20-35)
〜板幽沢橋(12:45)〜宝川温泉(13:55)
【地図】藤原