【ルート】 八ヶ岳/河原木場沢醤油樽の滝
【日程】2010年2月11日
【メンバー】ぐれぽん、ささpooh
2、3日前から暖気が入り、西上州に行く予定だったが氷の状態が心配なので、八ヶ岳の方が標高が高い分だけ良いだろうとのことで、醤油樽の大滝を目指すことにした。前夜の天候は雨で、翌日の予報も午前中は曇だが、午後から雨の予報である。醤油樽の滝は初めて行くので、スノーハイクがてら様子を探りに行くつもりだ。
前夜は唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐の林道入口で、車が登れずにブレーキを踏むとそのまま後ろに滑っていってしまった。ちょっとした坂だったが恐ろしい。翌朝、チェーンを装着して改めて氷結した坂を突破。河原木場沢を林道が横断するところの手前にある駐車スペースに車を停める。ここには夏沢鉱泉の業務用の車2台と、雪上車が1台駐車してあった。
林道を進むと、醤油樽コースの看板があり、渓谷沿いのハイキングコースにしたがって沢を詰める。
20分程で、1の滝 5m。?級。釜で濡れないように注意すればフリーで登れる。1の滝上の左岸支流にも氷瀑が掛かっている。(写真の上段の氷瀑)ここは後で遊ぶことにして先へ進む。
2の滝 10m。滝自体は水流が流れており、登れないが左岸の崖にツララ状に氷がかかっているが、釜が大きいのと飛沫で濡れそうなこと、氷結がイマイチなことを考慮して登るのはやめた。ハイキングコースは左岸を巻くようにつけられている。
ゴルジュ状をトラロープに従って左から巻き、ハシゴを降りると目指す醤油樽の滝35mである。
しかし昨晩までの雨(2月の八ヶ岳なのに。。。)と暖気の影響なのか、落ち口は激しい水流と飛沫が舞い、氷の表面には水流がジャージャー流れている。無理やり取り付けば登れないことはないが、びしょ濡れ間違いなし。登る気にもならず記念撮影をして降りることにする。本日は、2の滝の手前にある右岸支流の氷瀑と1の滝上の氷瀑で適当に遊ぶことにする。醤油樽の滝は、氷結の状態がよければ難易度は?級程度ながら、スケールも大きく滝の周囲を取り巻くえぐりとられた岩の景観が素晴らしく、初心者向けのなかなか楽しいルートと思われる。
2の滝手前 右岸支流の氷瀑。?級程度で易しい。下降のための懸垂用スリングが潅木に掛かっている。
1の滝上 左岸支流の氷瀑。8m程度と短いがそれなりに楽しめる。
1の滝上 左岸支流の崖に掛かる下まで繋がっていないツララを登る。上からトップロープを掛けて楽しむ。
登っているうちに雨が降ってきたが、頭上にある樹林と覆いかぶさるような岩が半洞窟のような感じで雨を遮ってくれ、あまり雨を気にせずに楽しめた。
河原木場沢は初心者向けで、沢を詰めていく雰囲気がルートっぽくて結構楽しめました。たまにはこんなところもいいでしょう。ただし、林道の車の運転が核心かもしれません。