【日程】 2011年12月11日(日)
【ルート】 八ヶ岳/三叉峰ルンゼ アイスクライミング
【メンバー】K、S
赤岳鉱泉ICの二日目は、三叉峰ルンゼです。ここは、新雪期を過ぎるとナメ滝が埋まってしまうとのことで、これまで行く機会を逃していたルートなので楽しみです。
石尊稜と同じアプローチを辿っていくと、3人組のパーティに先を譲られてトップで三叉峰ルンゼへと向かう。昨日のものと思われるトレース跡がうっすらと残る雪を掻き分けて進む。
最初の小滝は、容易なのでフリーで越える。
F2が12m大滝で、これが一番の大きな滝である。大滝というにはちょっと小さいとは思うが、氷も硬く、登り応えもばっちありそうだ。先ほどの3人パーティは、アプローチと小滝でロープを使っているようで、ちょっと時間がありそうなので、トップロープを作って2−3回遊んで練習してみようと、中央から取り付く。
難度は、中央?+、右?、左は登っていないが、?+位か。トップロープを構築し、右側を2−3回練習する。足が氷柱状で切れるので、カウンターバランスの練習が出来て良い。後続パーティには、空いている中央からお先にどうぞと促すと、それなら我々も少しトップロープをしようかと、彼らもトップロープを作り始めると、後から3人パーティが来て、更に2人パーティも来た様子。
3人パーティが、中央から、先に抜けていただき、3回ほど練習した我々も、その後から上まで抜けるべく後に続いて登攀する。
3m程度のナメ滝を2つ越えると、?+~?の滝。なかなか良い氷結状態で、氷は硬い。
その先も、5m程度の滝だが、ラインによっては、?+程度あり、面白いのでなるべく難しそうなラインを狙って登ってみたり楽しむ。
二俣は、右に入り、2段12m滝を登る。?級くらいだが、なかなか美しい。
最後は、雪と岩の奥壁のようなところに出てなかなか景色が良い。右側の石尊稜に上がる。詰めは、石尊稜の最後の2ピッチの岩場を登攀するか悩むが、石尊稜を登ってきた3人パーティがゆっくりと登攀しているので、右へトラバースして巻いて登山道へ出て終了。
三叉峰ルンゼは、12m滝だけだよと聞いていたが、なかなかどうして面白いルートでした。トップロープで練習も出来たので、足慣らしも出来てよかったです。初心者でもフォローなら問題ないので、また次のシーズン以降もこの時期に再訪して楽しみたいルートでした。