【日程】2013年11月30日
【ルート】峰ノ松目沢
【メンバー】K、S
少し時期的に早くて微妙かなと思いましたが、今まで行っていなかった峰ノ松目沢に行ってきました。
峰ノ松目沢は、峰ノ松目に直接突き上げている峰ノ松目沢南西沢と、こちらが本物?とされている右俣とも言うべき沢が二本ある。今回は、本物とされている右俣の沢へ行きました。(あとから確認したところ、こちらが本物ではなく、南西側の沢が本物らしい。白山書房のアイスクライミングのガイドブックの沢で、岳人2014年1月号でも紹介されました。)他のWebの記録を見ても、峰ノ松目南西沢と峰ノ松目沢は混同しているものが多いようである。というか私も良く分かっていなかった。
赤岳鉱泉へ向かう登山道の林道終点から、沢を渡る3つ目の橋のところで左側にルンゼを1本挟んで左から入っている沢が峰ノ松目南西沢で、今回の目的の峰ノ松目沢は沢の右岸を少し進んだところから入っている沢がそうである。
水の流れている沢を避けて右岸台地を登ってしばらく進むとF1。ここまではほとんど積雪が無いのでサクサク歩けた。
はっきり言って氷結がよくないが、あまり日が当たらない状態だったのでロープを出して左の氷筍から登ってみる。シーズン初めなので足慣らしには良いかも。
続くF2。20mくらいのスケールだが、あっちゃーという感じ。無理やり取り付こうとしたら、上から氷が剥がれてきた。危険なので右から巻く。上段は登れそうなので、適当にトラバースして、フリーで右側の際から登ってみる。
その上は沢が出ていて氷が無いので巻きながら進むとようやく氷のナメに繋がっていく。もう終わりにしようかと思ったが、止めないでよかった。
?~?級くらいの簡単な氷だが、歩くところは全て氷のナメで、日当たり良く照らされてなかなか素晴らしい。
なんだか黄蓮谷右俣に行った時みたいな感じで、簡単な氷のナメをひたひたと歩く感じで結構楽しい。
なんだかんだで氷のナメが200m位。
結構 上まで続いています。
最後の源頭は、稜線直下でガレとなって繋がっているので終了とし、同沢下降して下山。部分的にロープを使ってクライムダウンして戻りました。
正直あまり期待していなかっただけに非常に面白いルートで大変良かった。雪の降る前だからこそ氷が露出していて楽しめたのでしょう。あと1週くらい遅い方が、F1、F2もちゃんと凍ってくれそうです。