虎毛山周辺の沢巡り

日程:8/13~16
ルート:湯ノ又沢右俣~登山道1135南の鞍部~赤湯又沢右俣下降~虎毛沢遡行~登山道1016鞍部~ツブレ沢下降~湯ノ又沢大滝下まで
メンバー:T邉、M本、H川(記)

虎毛山周辺の沢巡りに行ってきました。
通常であれば2泊3日で遡行できるルートですが、今回はノンビリ旅がテーマ。
1泊を追加して、3泊4日の沢巡りを楽しんできました。
お盆だし他パーティもいるよねと話していたが、終始人と合わずに貸切で静かな沢旅でした。

8/13:曇雨
大滝展望台付近の駐車場に停めて出発。天気はイマイチ、パッとしない。
適当なところから沢を遡行する。ナメナメの渓相が続くが倒木が多く、折角の渓相が残念だ。
10分くらい藪を進んで、登山道の分岐点のすぐ近くに抜け出た。

分岐点横にポッカリと木が抜けているところがあり、そのまま赤湯又沢へ下降する。
800mあたりで温泉を含む沢と出合う。見事に赤い色の沢だ。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
<左:下降してきた沢 右:温泉成分で赤い>

いくつか滝を巻き下ると、オンドルに辿りついた。今夜は我々の貸切だった。ラッキー!
水不足なのか、温泉を貯められるほどの湯量はなく、足湯を楽しんだ。
温泉の地熱で地面は天然の床暖付き幕場。
T邉さんは最初ツェルトで寝ていたが床暖効果で蒸し風呂状態となったツェルトから、夜半には耐え切れずエスケープしていた。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
<温泉たまご というか茹でたまご>

8/14:小雨/曇り
今日は虎毛沢の下部で幕予定なので、のんびり出発とした。
虎毛の出合いまではほとんど何もないが、標高がまったく下がらないので長い歩きだ。
出合の小滝を下りると虎毛沢だ。ここでは虎毛沢の方が水量が少ない印象だった。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
<虎毛沢出合い>

虎毛沢に入ってからは、のんびり釣り上がる。
魚影もうっすらとあるが、人馴れした感じだ。
ちょっと歩いて、560mあたりの河原を今夜の宿とした。
夕方近場で確保したイワナとキノコの夕食とした。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
<幕場 昼すぎから焚き火でノンビリ>

8/15:小雨のち晴
夜中、雨足が強くなり増水していたが、避難するほどでもなく済んだ。
出発してすぐに左岸・右岸交互にスラブが立ち並ぶ。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
<一枚岩のスラブ・ナメ>

水の透明度も高く、様々な模様のナメも楽しめる綺麗なところだ。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

昼食は、そうめんと途中で釣った魚を刺身にした。天気も回復して至福のひとときだ。
690mあたりの河原にちょうどよい幕場を見つけた。
明日遡行する枝沢を下見に遡行するが、気づかずに通り過ぎてしまった。
どうやら途中にあった枯沢がそれであったようだ。
明日が少し思いやられるが、まぁなんとかなるだろう。。。

8/16:晴
昨日下見した枯れている枝沢を1016mの鞍部目指して詰める。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
<枯れている。。。>

しばらくすると水流が出てきた、不安が払拭した。出合いは伏流となっているようだ。
大した滝はなく、下降にも向いている渓相がつづく。
素直に沢筋を詰めて少し藪を漕ぐと登山道へ合流した。少し休んでツブレ沢方面に下降する。
次第にナメ滝が出てくるが潅木を掴んだりして降りられる。巻道がついている場所もあるので下降もスムーズだ。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

藪化したツブレ沢の林道で下山して、湯ノ又沢を越えた橋から最後の遡行。
大滝手前から展望台への踏み跡が続いており、綺麗な沢巡りルートを描いた。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
<ゴールの大滝展望台>

<番外編>
今夜から始まる西馬音内の盆踊りを見るべく、一路羽後町へ移動する。
町営のキャンプ場に幕を設置し、夜は祭り楽しみ夏休みを締めくくった。
011

toma について

東京都山岳連盟所属 [沢登り・雪山・山スキー・アイスクライミング・山岳会]
カテゴリー: 未分類 パーマリンク