【日時】2017年6月24-25(第1回) 7月15-17(第2回)
【メンバー】K単独
怪我からのリハビリでハイキングをするようになって、あらためて「歩く」楽しさを感じています。山スキーで楽しんでいた「鍋倉山」にトレイルがる事を知り、調べて行くうちに「信越トレイル・80km」を走破してみたくなりました。休みの関係で「スルー・トレイル」は難しそうなので2回に分けて計画をしてみました。
6月24日(土):晴 斑尾山~袴岳~赤池
アプローチ:今回ゴールの桂池に自転車をデポして、信濃平駅へ。自動車をおいて飯山線に乗り込み、飯山駅へ。コミュニティバスに乗って斑尾高原ホテルで下車、ここから出発だ。
斑尾高原ホテル/スタート地点
斑尾スキー場を日に照らされ大汗をかいて登るが、森に入ると一安心、木漏れ日の中を楽しく歩ける。起点となる「斑尾山」に立ち、少し先の「大明神山」から野尻湖方面の展望を楽しんで、いよいよトレイル出発だ。
斑尾山/山頂のブナ
ブナ森の木漏れ日の中を行く
タニウツギの花が盛りだ
スキー場を縫うようにして万坂峠に下る、ここからブナ森と湿原を楽しんで「袴岳」へ向かう。頂上は妙高方面の展望がよい。ブナ森の木陰に入り、ザックを枕に腐食土の上で横になる・・・春ゼミの声と吹きわたる風に木々のざわめきを聞きつつ昼寝、良い時間でした。森を抜け林道に出合うとほどなく本日のテントサイト:赤池に到着。
袴湿原・ワタスゲが揺れる
鮮やかなレンゲツツジ
赤池テントサイト
6月25日(日):曇⇒雨 赤池~毛無山~涌井~黒岩山~桂池
今日は昼から雨予報、早め勝負と夜明けとともに出発。薄暗い森を抜けると「沼の原湿原」の広い空間が気持よく、木道を楽しく歩く。農業潅漑用池の「希望湖」の畔を通って、毛無山へ。雨がぱらつきだし、残念ながら展望はなし。ルートは林道に出て里に下る、畑の中を通り国道292・涌井の集落に降りる。
森の花:オカメノキ
森の花:ヤマボウシ
ここからは昔からの信州/越後の交易をしのばせる峠道。林道のような幅広の道が続く。富倉峠や大将陣跡など歴史を偲ばせる場所を通って行く。黒岩山に近づくと再びブナ森となる・・・いくつかの湿地を抜けると今回ゴールの桂池だ、デポした自転車が待っていてくれた。
桂池:自転車が待っていてくれた
7月15日(土):晴⇒曇 桂池~鍋倉山~開田峠~光ヶ原高原
アプローチ:ゴールの天水山/栄村登山口に自転車をデポ、森宮野原駅へ。自動車をおいて飯山線に乗り、信濃平駅へ。予約したタクシーに乗って桂池へ、ここから出発だ。
桂池
朝から暑い!ルートは一旦、戸狩温泉スキー場に下る。途中の沢で体を冷やしながら登る。仏ヶ峰からブナ森となり関田山地・盟主「鍋倉山」に向かう。スキーで何度も来たピークに立つのも感慨深い。
森の花:エゾアジサイ
森の花:チゴユリ
ブナ森の中のトレイル
黒倉山へは背の低い樹林となり、関田峠に近づくと太く立派なブナ森に変わり雰囲気の良いところ。関田峠で車道に出るが、昔からの信越の交易道だったことがうなずける。しばし登った分岐から本日の泊地:光ヶ原高原に下る。
7月16日(日):曇時々雨 光ヶ原高原~梨平峠~牧峠~宇津ノ俣峠~伏野峠~野々海高原
この区間は長丁場になりそうなので、夜明け前ヘッデンを付けて出発する。いくつもの峠を越していくが、背の低い樹林帯で細かなアップダウンも多く、消耗する。時折強い雨が降っては止む。伏野峠が近付くと「幻の池」が現れる、森の中の池は幻想的だ。ガスの中に特徴的な「菱ヶ岳」のシルエットが浮かぶ。
稜線の道
野々海湿原
野々海峠を通り深坂峠の手前からトレイルを分岐して、今日の泊地に向かう。開放的な野々海湿原を通って、野々海高原のキャンプサイトへ。
7月17日(月):曇時々晴 野々海高原~深坂峠~天水山~栄村登山口
トレイル分岐まで昨日の道を戻り、ほどなく深坂峠へ。ブナが次第に太く立派になってくる、特に天水山手前のブナ森は良いところだ。いよいよトレールゴールの天水山に到着、ひとりで万歳三唱!
トレイルゴールの天水山/ブナ森が素晴らしい
栄村登山口へ向かうが、ここのブナ森も素晴らしい。細く、すらっとした木々で「美脚」です。県境沿いの道を辿り、登山口の少し前の林道に飛び出た。デポした自転車に乗って軽快に森宮野原駅へ。
飯山線:森宮野原駅/ゴ~ル!