正月山行は下田から川内への縦走。計画では矢筈を越えて室谷に下りる予定だったが、三方ガリから毛石山へのエスケープとなった。
風雪の中、山深く何の人工物もない山を歩いた5日間。
【日程】 2013/12/28〜2014/1/1
【メンバー】 佐貫(L)、田村、松本、棚橋
12/28 風雪強い
ムーンライトえちごで東三条へ。下界でも風が強い。先週の偵察時よりも明らかに雪が増えた尾根を行く。
吹雪の中、白根山に立つ。風はどんどん強まり、白根から北上してしばらくで風の避けられる場所を見つけ幕とする。
12/29 風雪強い 視界きわめて不良
西風のため、最初は少しクラストしているように見えた一本岳へ北上する稜線。しかしすぐに深いラッセルへと変わる。
最後は傾斜が急になり、雪崩にも警戒しつつ登る。
視界がほとんど無くてルート取りにも神経を使う。
登り切って堂ノ窪山方面に進む最初の下り斜面も、あまりの風雪でほとんど見えない。少しでもガスが薄くなったタイミングですかさず進むのみ。
この日は朝に大々的に寝坊するという失態があったため、残業で多少取り返す。
12/30 雪 視界不良
夜の間に降った雪でテントが半ば埋まっている。朝から除雪に小一時間。
相変わらず視界の悪い中を今日も歩き出す。
積雪量が増えて雪庇も出来ており、見通しの悪い中の行動は大変だ。
奇跡的に視界が良かった瞬間の一枚。
今後の予報もあまり良くない。今日はアカシガラ沢源頭で早めに泊まることにした。
12/31
矢筈は無理でもせめて青里は、という思いもあったが、翌日の低気圧急発達と雨予報も考慮し、最短のエスケープルートをとることに決定。
また雪が増えた。今日もラッセル。
昼ごろからは天気が小康状態となり、気温が上がって着衣が濡れる。毛石山の手前で幕。
この晩、換気が不十分でテント内が酸欠状態となる一幕もあった。
1/1 朝方晴れ 後ミゾレ〜雨
朝は束の間の晴れ間となり、銀次郎あたりまで見えた。
まだまだしつこいアップダウンを経て下山する。
つかまるのは覚悟していたが午前中からミゾレとなり、ついには雨となった。
暮坪までの林道はほとんど雪に覆われていた。
14時近くに下山。果たして泊まる宿が見つかるかどうか不安だったが、奇跡的に咲花温泉に投宿することができた。
目がチカチカするようなご馳走と温泉、プシュー!!