【期 間】2014年9月6-7日
【メンバー】L木下 矢野 長谷川
数年越しの「ムサ沢」、前週も計画したが雨でお流れ・・・同じメンバーで今週こそは! 思いが通じたのか天気にも恵まれ遡行できました。
9/6 晴
常浪川渡った広場に車をデポして出発。ムサ沢の出合から入渓、しばらくは水量の少ない河原歩きだ。
396標高点付近からゴルジュが現れる。次第に両岸のスラブが発達して深いゴルジュとなり、泳いだりへつったりしていく。
ゴルジュの入口
泳いで取り付く6m滝 釜から上がるのに一苦労
次第にゴルジュは深くなる
微妙な2-3歩がある滝や淵がが続き、「これは難しいな~」と見えるが弱点を探すとなんとか越えられる。
10m滝 右コーナーを激しくシャワーを浴びて登る
20m滝 左のハングにスズメバチの巣が・・・左岸から巻く
15m滝 左岸トラバース バンドの下はすっぱりと切れていて・・・
もうすぐゴルジュの出口? 頑張って泳ぐ
荷揚、泳ぎ、シャワークライム、バンドトラバースを交え下部ゴルジュを通過した。
標高650m付近、右岸から8m滝を落とす支流で谷は開ける、流木豊富な河原と平らなスペースが!「3時前だが、今日はここまで」 盛大に焚火をして優雅な時間を過ごした。
ムサ沢 唯一の優良幕場です
9/7 雨のち晴
夜半より雨が降り出すが、増水はなさそうだ。天気予報は回復を告げているので小雨の中出発する。すぐに2段30m大滝が現れる。直登は望めず左岸のバンドから左上トラバースすると自然と落口に導かれる。
ムサ沢・大滝
ここからは渓相は開け、ナメと流水溝状の渕と小滝が続く。
流水溝状 お水系は続く・・・登りにくい滝も現れる
二俣はナメ滝で両門状に合わさる。滑りやすいので慎重にスタンスを取って高度を稼ぐ。
ナメ滝が続く
次第に雨も上がり、周囲も開けてきた
奥の二俣は左俣へ、小滝が連続、中には登り難いのもありなかなか楽にはならない。
源流部の小滝
傾斜が緩み、藪を10mほど漕ぐと雨乞峰とのコル、登山道に出た。頂上で遡行終了の握手。
頂上にて 同行のお二人に感謝!
電話が通じたのでタクシーを室谷登山口に予約、2時間ほどで下山した。
ムサ沢はグレード:4級 インタレスティンググレード:★★★★でした。 天候に恵まれない今シーズン、充実した沢になりました。 【木下 記】