北海道/ペテガリ岳東尾根~中ノ岳

【日程】2019年4月10日~15日

【メンバー】K原

寡雪と思われる今年、日高主稜線をつなげる山行をGWを待たずして計画した。「寡雪」とは言えそこは4月半ば、直前に降った雪に一人ラッセルは少々辛く、涙のペテガリ岳断念と相成った。しかし主稜線はつながり、かろうじて目的は達成できた。

4/10 タクシーは林道ゲートまで、そこから歩きとなる。最初は雪がなくサクサク歩くが、途中から雪が出てくると途端にすね~膝まで潜る。しまった、ワカンじゃ早計だったかと危惧するが、なんと林道に何日か前のラッセル跡があった!どこかのパーティが入っているのだ。トレースをお借りする。途中道が崩れていて分かりづらくなっているが、明るいうちなら迷わない。登山口まで今日中に行けるかなと歩いていると、なんと途中橋が落ちている。渡渉場所を探してウロウロしても見つからず、意を決して裸足で渡渉した。つ、冷たい…。その後も更に2箇所橋が落ちており、最後の渡渉をする頃には真っ暗となってしまった。結局4時間の林道歩きで登山口にたどり着いた。

ここからスタート

橋がない!

ようやく登山口

4/11 急斜面の登山道を登る。だいぶ地面が出ているが、所々雪が残っていて道が分かりづらい。尾根に上がると、ラッセル跡は新たに積もった積雪で消えかかっており、暫く行くとトレースは分からなくなってしまった。どうやら、登りではなく下ってきたトレースだったようだ。ワカンでラッセルとなる。ポンヤオロマップ岳手前でアイゼンに変えるが、この頃から湿雪が降ってきた。ポンヤオロマップ岳の先が少々嫌らしくてアイゼンのままのラッセルに時間がかかり、ほとんど進まないまま幕とした。身体中濡れぼそって、夜が寒かった。

ポンヤオロマップ岳が見える

急斜面を登る

ポンヤオロマップ岳山頂にて

4/12 朝は晴れ。アイゼンだと全く進まないので、細い尾根をワカンで通過することになる。ラッセルに時間も体力も気力も奪われ、不安がもたげてくる。今日中にJP(ジャンクションピーク)にたどり着きたいが、予報では午後から雪。10時半ころには早くもちらつき始め、風も強くなってきたので、結局JP手前に幕を張った。

ペテガリ岳が白く輝く

一人ラッセルは続く

4/13 4日目にしてようやく主稜線にたどり着いた。予報では14日夜から低気圧が通過、このスピードでは風の強そうな稜線で捕まってしまいそうなので、JPでペテガリ岳往復を断念、今日中の中ノ岳通過を目指して南下する。天気は終日晴れ、この山行中最高の日和となった。主稜線ではラッセルがだいぶ楽になり、気持ちも軽くなる。中ノ岳を越えた先は再び狭くて急な尾根となり、アイゼンに変えるとこれまた進まなくなり、気力が途切れて最低鞍部付近で幕とした。

主稜線から望むペテガリ岳

中ノ岳に向かう

細くて急な稜線

4/14 今日はP1493 を越えてしまえばあとは下りだ。神威岳の冬尾根の頭に到着し、主稜線が繋がった。冬尾根は下り始めこそクラストしていたが、すぐに雪が緩んでズブズブになる。下の方は笹薮で尾根が分かりづらくなっており、少々右往左往して二俣にたどり着いた。と、そこでトレースの引き返した跡があった。どうやら前日あたりに山スキーで入ろうとしたようだ。でも藪で引き返したか。ありがたくトレースを使わせてもらう。早めに神威山荘に到着したので、天気のいい今日中に林道を歩くことを決めた。携帯電話がつながるところまで林道+車道を延々6時間、最後はマメと疲れでヘロヘロになりながら、携帯電波のアンテナの立った最終人家(廃屋?)の前で地面にどっかり座り込んだのだった。

尾根終了点の二俣

林道ゲート、携帯がつながるまではまだまだ遠い

下山後宿泊した浦河町のゲストハウスまさご。安く泊まれて居心地よくお薦め。