秋の味覚と各国の料理で巡る南会津、飽食の沢旅

日程:9月21日(月)〜23日(水)
メンバー:T様、S姫、Y澤(記)
行程:袖沢北沢〜メルガ股沢下降

「運動」で検索すると、次の候補ワードには「消費カロリー」や「ダイエット」の文字が出てくる。
痩せることを目的に運動をする人が多いのだろう。

登山も同じで、健康維持やダイエット目的に山に登る人がいる。
沢登りも登山の一種だから、一般的には沢登りをすれば痩せると思われているかもしれない。

そんな人々に知らせたい、沢登りをしても太ることがあることを。
トマの風に入会してからは、特に春とか秋になると、山行から帰ると太っていることが多々ある。

今回の沢登りもそんな山行だった。

1日目:
シルバーラインを抜けて奥只見ダムのほとりの駐車場から出発。
林道歩き2時間で北沢の出合いに到着。
雲一つないスッキリとした秋の青空が広がっている。

北沢はゴーロ歩きが多い。途中ゴルジュが出てくるが腰まで浸かる程度で問題なく通過できる。
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ゴルジュを過ぎると出てくる大滝は右岸巻きで通過する。
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大滝を越えるてほどなく歩くと本日の宿泊場所に到着。陽が高いうちから宴会が始まる。

2日目:
テン場を出発すると滝が多く出てくるが、どれも簡単に登れるので気持ちが良い。

グングン標高を上げていき、最後はスラブ状の緩い斜面を登ると、少しの藪漕ぎで草原の稜線に到着した。
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今日の空も快晴。丸山岳は草原の山頂で、あまりの気持ち良さにゴロゴロする。
某大学ワンダーフォーゲル部の一行に山頂で偶然出会ったが、会津朝日岳から4日かけて丸山岳まで来そうだ。
藪漕ぎ、ご苦労様でした。
メルガ股沢は滑る岩が多くて、戦々恐々としながらの下降となる。

一部懸垂下降で滝を降り、約10時間行動で本日のテン場に到着した。
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今日は山の幸を堪能する宴会となる。

3日目:
ほぼ平坦な沢を歩き、袖沢乗越へ続く沢を登り、袖沢へ向かって沢を下降する。
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今日も滑る岩に苦労しながら、辟易したところで広い袖沢出合いに到着した。
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初日に歩いた林道を戻り、12時頃に駐車場に到着。
温泉で汗を流して、行きつけのお店でご飯を頂いてから帰路に着いた。

最後に、タイトルにもなった今回の料理を紹介しよう。

1日目(夕飯):
生春巻きのサラダ(タイ)
サンマとクリームチーズの生春巻き焼き(創作料理)
マッシュルームのアヒージョ&フランスパン付(スペイン)
鴨肉のロースト&アスパラ炒め(フランス?)
トムヤンクンスープ&フォーもどき入(タイ)
キーマカレー(インド)
山の幸の焼き物(日本)

2日目(朝食):
スンドゥブチゲ(韓国)

2日目(夕食):
牡蠣の薫製焼き(広島のお土産)
山の幸のお刺身(日本)
山の幸とウインナーの炒め物(日本)
山の幸のお味噌汁(日本)
焼きビーフン(日本)
ナスのみぞれ炒め(日本)
麻婆茄子丼(中国)
山の幸の焼き物(日本)

3日目(朝食):
グリーンカレーリゾット(インド)
山の幸の焼き物(日本)

3日目(昼食):
美味しい純和風料理の定食(日本)

飲み物:
ビール、ワイン、濃い梅酒

さて、太った理由は明々白々。
食べ過ぎなのである。

「天高く馬肥ゆる」とは秋の季語だが、最近は馬じゃなくて人が肥える方が多いようだ。

長文失礼。
大変楽しい山行となりました。