中央アルプス 念丈岳〜安平路山

【日程】2008年2月7日〜11日

【ルート】中央アルプス 念丈岳〜安平路山

【メンバー】 田村(単独)

中アの縦走、なんとか昨日下山しました。
報告します。

1日目、晴れ。
入山少し前に降った雪のため、タクシーは鳩打峠の麓まで。雪はさほどではなかったが、烏帽子岳への急登で苦労。烏帽子岳手前にC1。
2日目、晴れ。
昨日の調子なら縦走は無理かと思ったが、烏帽子を越えるとやや楽になった。しかし基本的に膝ラッセルが延々続く。念丈岳から先は一旦ぐっと下がっての登り返し。引き返すのは厳しい。覚悟を決め、進む。奥念丈の先、袴腰山を越えたあたりでC2。
3日目、曇り後雪
天気は悪いが、安平路山を越えなければ帰れない。朝は遠くまでよく見えたが、どんどん笠雲がかかり、9時には雪。樹林帯なので厳しくはないが、地図読みに神経を使う。安平路を越えた後の白ヒゲへの登り、たかだか100mくらいの標高に2時間くらいかかり、愕然とする。何とか摺古木山に着き、山頂から10m降りたところでC3。
下山には林道を行くのも木曽峠まで行くのも同じくらい大変だが、少しでも確実に行くには林道へ出るのがいいと判断。ただ下りるには複雑な地図読みが必要だ。夜不安で目が覚め、地図を見かえす。
4日目、晴れ
新雪は30cmくらいか。
きれいに晴れたので、地図読みの不安はなくなった。風穴山から尾根通しに林道をおりる。落とし穴やジャングルジムのような藪こぎがたくさんあり、苦労する。ようやく林道に下りたが、延々と膝ラッセル。しかも次第にダンゴ。とっても消耗する。予定では南木曽へ抜けるつもりだったが、太平宿でなんとトレースが出てきた。もうラッセルは御免と、トレースを辿って飯田方面に向かう。途中で日が暮れたが、携帯電話がつながったところでタクシーを呼び、ようやく飯田の町に着くことができた。

絶え間ない不安の中の山行でした。ともかく無事に下りてこれて、ホッとしています。パーティーやバックアップしてくれる仲間のありがたみというものをつくづく感じました。今回このような山行を送り出してくれた会の皆さんに本当に感謝しています。