越後/大力山~ヨモギ山(越後駒ヶ岳郡界尾根末端)

【日程】2018年1月6日(土)~8日(月)

【メンバー】ピリカ(L)、万太郎(記)

【地形図】小出、大湯、八海山

【行程】1/6 宝泉寺~大力山~黒禿ノ頭~林道Co770m付近C1
1/7 C1~Co904m~Co960mJCP~Co940m付近C2
1/8 C2~ヨモギ山~高石沢林道~荒山集落

恐竜の背のような郡界尾根から越後駒ヶ岳に登ったのは今から10年前。
3回もの敗退の後に掴んだ栄冠(それほどでもないか…)であった。
スノーシューのある今なら、多分ワンプッシュで行けたと思うけど。
郡界尾根の内、フキギ、池ノ塔、アオリ、カネクリ山より更に下部にあるヨモギ山へは、取り付き易い上に短い、北西尾根から登った。
今回はそれを郡界(今では市界だけど)且つ、しかも細く少しだけ大変な、黒禿ノ頭から北尾根を登り直そうというものである。
最下部の小ピークまで3日間も掛けて。
そんなルートを考えるピリカも変わり者だが、「面白い!」とすぐ共に実行する万太郎も物好きだ。
ここも結局2回目にして漸く掴んだ栄冠(それほどでもないか…)であった。
沢登り、雪稜、山スキーと越後駒ヶ岳には、これまで幾度となく鍛えられた。
我々にとっては、正に「師の山」(そんな言葉有ったっけ?)。
「ねこねこ山行記」、つづく。

タクシーにて法泉寺に到着。

天気はどんより。

麓の積雪深は看板の脚位。

ラッセル深さは膝位。

休憩舎(東屋)が見えてきた。

中で少し休憩。

ここが魚沼市の誇る里山「大力山」山頂

少し急になってきた。

選手交代。今シーズンは根名草山の歩荷+ワカンラットレ、富士山の歩荷+雪訓、3泊装備での県境縦走と万太郎としては追い込んだ山行が続いたので、1人1回1時間以上のラッセルにも何とか耐えられた。

三角点マークのある少し手前で天気が少し良くなってきた。

ラッセルも心地よい。

何も見えないけど、ここが黒禿の頭。

天気がたいそう悪くなったので林道に下り、適当な所で幕営とする。

こんなものや、

こんなものを食べました。

二日目は林道ラッセルからスタート

万太郎が五体投地ラッセルで登った急斜面。後続であっても容易ではない。

1時間掛けてCo904m付近に上がった。(標高差≒100m)

ワクワクするぜ!

ここのギャップ2連発で唯一ロープを使用した。

核心部を抜けてホッと一息。ここまで際どい所(左右の足で斜面の傾斜が全く逆角度且つ新雪が30cm積もるナイフリッジ、ナイフリッジ途中の岩峰の通せん坊、恐ろしく急斜面のトラバース等々)の対応に追われ、写真も撮れず。

幸い、良い所にテントが張れた。

今日のつまみと、

今晩のご飯(グリーンカレー)。

三日目も明るくなったら即スタート。

万太郎が嘗て情熱を注いだ郡界尾根がよく見える。

ヨモギ山にて。これまでのトレースが漸く繋がった。

どこを渡るのがよいかカモシカに教えて貰った。

更に林道を歩いて、

荒集落に到着。お疲れ様でした。

下山後、登山道の整備に役立ちたいと思い、大力山バッチ(標高にあわせて限定個数のみ作成とのこと。何という格好いい拘り。)をゲットしました。素晴らしいデザインです。