日時 2006/8/26−28
メンバー 大野、佐貫(記)
金〜月で、北ノ又川に行ってきました。状況を簡単に報告します。
1.水温が低い!本流と林道が接するところから入渓し、河原歩きを始めると、足の冷たさにビックリ。膝くらいの徒渉でも足がジンジン冷えてくる。大野さんをして「これじゃ泳げない」と言わしめた水温の低さは、予想を遥かに超えてました。
2.雪渓が多い!滝ハナ沢の先に大きなブリッジがかかっていたのを皮切りに、特に板倉沢からシッカイ沢までは長い雪渓が断続的に沢を埋めていました。こんなところが雪だらけなどという記録は見たことがありません。
滝ハナ沢出合先の雪渓
3.幻の「円形劇場」。核心部のゴルジュも雪が多く、関東周辺に載っている円形劇場と名づけられたあたりは厚さ30mはあろうかという雪で上部1/3が出ているくらいかと思われました。あの雪はこのまま越年するでしょう。
円形劇場も雪に隠れる
大ヒカバ沢手前
4.滝沢から上はほぼずっと雪渓。出合の水温は多分10度を切っていたと思われます。シッカイクラ沢には雪はほぼ無く、出合からしばらくは荒れ気味ですが上部は登れる滝が数多く続く楽しい沢。巻倉山付近の草原に出ます。兎岳−荒沢岳間の登山道は道が刈られて
間もないらしく、少なくとも巻倉山周辺では明瞭でした。
滝沢
5.下降は中ノ岐川支流の岩魚止沢。こちらもつい先日まで雪があったような感じの、ドロや木っ葉、枝が岩に乗った場所が多かった。中ノ岐林道を雨池橋まで歩いて下山しながら、支流の水を飲んだりしてみましたが、こちら側の水温はどれも低くはありませんでした。支流の奥の方まで見通せる場所がなく、雪渓があったかどうかは不明です。
春のような大きな雪渓に、群れ飛ぶトンボという妙な組み合わせ。しかもウドも採れたりと、一体今は何月なんだ?という感じでした。なお、夜は結構寒かったです。
今回は4級の沢ということで緊張と不安で胃をキリキリさせながら出発しましたが、大野さんのおかげで無事に遡行出来て本当に感謝しています。それほど悪いところもなく、天候と幕場にも恵まれて8月の新潟三部作の最高の締めくくりになりました。
さあ、次は9月の新潟三部作だ!しかしどこも雪が多いだろうな〜。