会越国境/黒森山~土埋山~古惣座山

【日程】2018年3月17日(土)~18日(日)(+予備日1日)

【メンバー】ピリカ(L)、万太郎(記)

【地形図】徳沢

【行程】3/17 熊沢集落~黒森山東尾根取付部~黒森山~土埋山~土埋山先Co560m付近
3/18 C1~古惣座山~鳥井峠~八ッ田集落

万(♂)とピリ(♀)の「ねこねこ山行(続き)」。
(単に猫が好きだから付けたネーミングではありません。勿論、猫は大好きだけど。)
昨年の年末、天候の悪化を理由に計画を縮小して途中で下りてしまったので、今回はその続きの山行である。
朝、仮眠地から車を預ける所までの移動中に立ち寄ったコンビニで、何と会外の師であるMKEさん(福島県在住)、先日も山行を共にした会津の若大将ことKNMさん、そして6年前に高曽根山での交流山行でご一緒させて頂いたMYGさんのお三方とバッタリ出会い、しばし歓談。
ここでお聞きした「土埋山は会津のマッターホルンと呼ばれている」という一言に私のセンサーは鋭く反応、会津には蒲生岳以外にもマッターホルンがあるのかと、師の言葉はインプットされた。(この言葉に後で助けられた。)

記憶に新しい「火の用心」から再出発。

年末に下りてきた辺りから黒森山東尾根に取り付く。

積雪深は1.5m位。

黒森山山頂 560m(2度目)。

まだ3月、しかも彼岸前ではあるが、この標高(500m~700m程度)なので春の訪れ早いようで、予想通り山々は既にGWの様相を呈している。
しかし若干予想と違っていたのは、「通常のGW」ではなく「残雪が大めのGW」だったこと。これなら、これまでの経験が活かせそう。(藪の経験も豊富だけど)
なので、土埋山に着くまでは予備日を使うことを覚悟していたが、多少残雪が多かったことと県境のためか想定外の鉈目&踏跡に助けられたことに依り、15時過ぎに土埋山の山頂に立つことが叶った。
同時に、これで漸く明日下山の目処が立った。
山頂から100m強下りると、素晴らしい幕営適地が広がっていた。
ピリカはまだ行動したいようだったが、何とかその辺りで勘弁してもらった。
(心身の機能をフル稼働させたので疲弊したことと2泊分の食料、酒、つまみを軽くしたかったので)

藪の向こうのマッターホルンが導いてくれた。

GWのような光景。

思っていたよりは雪が拾えた。

こういう所は仕方がない。

銀次郎(カモシカ)も活発に活動している模様。

藪も酷いが、

真新しい鉈目も目立つ。

土埋山が少しだけ近づいた(ような)。

こういう所は良いが、

なかなか先が読めない。(人も見えない。)

また一段とマッターホルンに近づいた。

弱点をついて、

登り、

更に登り、

もう一登りすると、

土埋山に着いた。これで漸く、予備日を使わない目処が立った。

予定地より少し手前だが、ここまでよく頑張ったので、この極上幕場辺りで負けて貰った。

つまみも美味しく出来上がりました。

これが夕食。

 

朝食は手早く、のつもりが手軽で美味しく、3ラウンドも作ってしまった。

古惣座山の山頂を踏んで鳥井峠に下りる。
里にも春の訪れが感じられる。(コブシは未だ咲いていないけど。)

鉄塔が近づいてきた

藪が酷そうに見えるが、県境のためか踏跡バッチリ。

古惣座山にて。こんな年賀状用の写真を撮るのに(大休止込みで)30分近く掛かってしまった。

あとはひたすら下るのみ。

鳥井峠(新潟側から見て福島県境の峠の標識)に昼前、到着。お疲れ様でした。

帰りは師が「会津一」と言っていたお店で、6年振りに味噌ラーメン(今回は頑張ったので+チャーシュー)を食べて帰途に就いた。
大満足でした。

西会津と言えば味噌ラーメン。餃子も入れてくれと言わんばかりに、ちょっこし割り込んでいた。

結局2回合わせて7日間用意して、4日間(3日半)使用。
良い山行でした。