頚城・焼山

【日程】2008年4月19日(土)〜20日(日)

【ルート】笹倉温泉〜焼山往復

【メンバー】田村、大田原、矢野

19日(土)は悪天が予想されたため、当初予定の小谷温泉〜焼山〜笹倉温泉を断念し、笹倉温泉から北面台地をベースに焼山を往復することとした。

19日朝は思いのほか天気が良い。買出しを済ませて10:00笹倉温泉出発。13:00少し前に北面台地に天幕。この頃よりガスが高度を下げ、包まれ始める。時間があるのでアマナ平周辺で遊ぶ。天幕に戻る15:00頃から小雨。

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【北面台地幕営地から】

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【北面台地幕営地から2】

20日、起きて早々気になって天幕から顔を出す。周辺から下部は視界は良いが、見上げると焼山はガスの中。雨風なく穏やかな天候であり、予定通り準備して5:30出発。賽の河原を越えて焼山東側から山頂を目指す。スタートから、焼山山頂に思い入れの強い田村さんはハイペースで先頭を引っ張る。

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【ただただ、焼山山頂を目指して】

1400m付近からガスに包まれるが、上部のルートはわかりやすく、ただただ高度を上げていく。途中、どこにいたのか雷鳥が目前を横切り、暫しこちらを観察した後、白い体に似合わないだみ声を残して消えていく。斜度が増してから東へ回り込み、影火打と焼山を繋ぐ尾根から一気に登り詰める。雪は緩く、風も行動に支障を及ぼさない程度で、スキーを履いたまま山頂へ。山頂で晴れを待つが、束の間、上空に穴が開くだけ。見込み薄と判断して10:00に滑降を開始。往路を戻る。

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【焼山東面滑降】

雪は緩んでおり快適だが、その表層が重そうに雪崩れる。大田原さんが足を取られたはずみに巻き込まれそうになったが、堪えた。この季節、新雪の多い厳冬期と比べて雪の状態を観察することを怠っていたことを反省。斜度が緩んだ後は幕営地までひたすら滑り、早々に天幕撤収をして下山開始。

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【賽の河原と焼山】

12:00に笹倉温泉に到着。駐車スペースにたたずむ桜、昨日より花は大きくなっていた。今、焼山の麓は春を迎えている。