【日程】2018年4月29〜30日
【メンバー】隊長:HD、副隊長:KB、YZ(記)
GWの前半戦。頼もしい若手リーダーに連れられて山スキーのメジャールートに行ってきた。
さすが連休だけあって、ゴンドラ乗り場は多くのスキーヤー、スノーボーダーで大賑わい。
大型連休名物の大行列!
まずは栂池スキー場からゴンドラを乗り継ぎ、天狗原の麓まで一気に高度をかせぐ。
ゴンドラの終点からは天狗原へ向けて尾根を登る。
半袖OKな抜群の天気でテンションUP!
最後の登りはジグを切りながら進むと、だだっ広い大地に到着。ここが天狗原だ。
左手には白馬乗鞍岳があり、山頂から広がる雪壁を多くの登山者が登ってるのがよく見える。
絶景の大斜面!
小休止をとってから、荷物をデポして山頂を目指すことにした。
自分たちも連なる登山者に混ざり、スカイラインを目指してひたすら登る。
キックターンに慣れていないので途中、四苦八苦するポイントがあったが、ズリズリ滑りながらもなんとか立て直して歩を進めた。
天狗原を出発してから約1時間。ついに白馬乗鞍岳に到着。
山頂でパシャリ
見上げた先には青空が広がり気持ちがいい。
記念撮影をしてから、今度はスキーを滑走モードに切り替えて、登ってきた大斜面にシュプールを刻むことにした。
登りは1時間でも下りは数分だ。
大自然の中で自由にルートを選びながらターンを決めて風を切る。
この爽快感が山スキーの醍醐味だろう。
拙い言葉で、この感動を微塵も伝えられないのが残念だ・・・。
天狗原に戻ってからは、振子沢へ滑り込み蓮華温泉へ向かう。
あとは滑るだけだ〜、なんて気軽に構えていたら、ここで凡ミス。
気分良く滑っていた沢が振子沢より東側にある無名沢であることが1700m付近で発覚したのだ。
登り返しの準備中。背中が寂しいぜ
ここから尾根を越えて本来のルートに戻る苦難の行進が始まった。
ミスに気づいてから2時間くらいだろうか。
尾根を数本越えて、我々と振子沢を隔てていた稜線にやっと到着。
一息ついてから細い沢を横滑りで進むと、蓮華温泉を案内する看板が現れた。
一安心して先行者の跡を追いながら高度を落とすと念願の蓮華温泉に到着した。
身体はヘロヘロ。腰を下ろしたら二度と立ち上がれない。でも、あと一息頑張れは極楽な湯船が待っている。
気持ちを立て直して露天風呂へ直行。
天国へ向かう斜面で息が切れる。クタクタになりながら傾斜が緩むと温泉の湯気が見えてきた。
ついに露天風呂に到着だ。
待ちに待った天国の湯船!
パパパッと服を脱いで、湯船にダイブ。
あ〜〜〜〜〜〜〜。幸せ。
目の前に見えるのは雪倉岳だろうか。
まだ陽が高いので、浴槽の縁でゴロンと横になっても全然寒くない。
タオル一枚で、あまりの気持ちよさに目を閉じたら、一瞬で夢の世界へ落ちてしまった。
スヤスヤと至極の睡眠は続いていたが、喉がかわいたので惜しみながらも天国を後にしてテントへ帰ることにした。
我が家に帰ってきたら、まずはプシュッとビールで乾杯。
グビッっと一口。麦酒が喉を潤しながら胃に落ちていく。
く〜〜〜〜〜〜〜。美味い!
このために山に登っている。なんていったら諸先輩たちに怒られるかもしれないけど、これは紛れもない事実。
テントに入ってからはKBさんのおつまみとYZの鍋をつつきながら夜は更けて行き、気がつけば時間は22時。リーダーのために担ぎ上げたラーメン4玉も綺麗に胃袋に収まり、満足したところで就寝としたのでした。
翌朝。
急ぐこともないので、6時30分に起きてゆっくり準備をしてから出発。
振子沢を登り返し、12時過ぎに天狗原に戻ってきた。
ジャスト24時間後に天狗原に到着!
ここからゴンドラ駅まで一気に高度を落とせば、今回の山行は終了だ。
途中、アクシデントはあったけど、素晴らしいルートを提案してくれたリーダーに感謝。
最高の山行でGWがスタートしたのでした。