【日程】2008年6月22日〜23日
【ルート】下田山塊:サワラ沢〜中ノ俣沢
【メンバー】L田邉、小川、矢野
6/22 テントの中が暑くて目が覚める。顔を出すと予想に反して快晴。粟ヶ岳登山口に車を止め、汗をかきかき登山道を歩く。サワラ沢は水量少なく、貧相な雰囲気が続く。小振りな滝が見え始めたがすぐに水が涸れ、この沢失敗だったかと思い始めた頃に、漸く頭を使う登りが出始める。10mCS滝、水が少ないのか涸れた左から空身で這い上がる。滝裏を潜って抜ける打たせ湯状15mを越え、周囲の開けた3段滝へ。
【15m滝潜り】
【滝裏から】
下段は中間から右を田邉さん空身で抜けて後続はお助け、中段は小川君がハーケン2本打ってリード。共に滑った壁をバランス良く行く。最後の段は左のルンゼから巻いた。
【3段】
【下段】
【中段】
続く10mは右を空身で抜けるが、外傾気味でいやらしく、ハーケン残置2+打ち足し1。その直後の15mは左から巻き、下りてまたまた15m×2は、それぞれ田邉さんがすいすいと右、左を越えていく。登攀ルートの見極め早く、これは是非とも見習わないといけない。
【素早いルート取り】
この後小振りのゴルジュを抜け、本流に右から打たせ湯状15mが出合う。今回は右に入って尾根を乗越し、中ノ俣沢に入ることとした。すぐに稜線に出、村も見渡せる一帯の美しい光景に見とれる間もなく中ノ俣沢へと下降する。水のない湿った10m弱の滝がいくつか現れるが、木々が豊かで容易に巻ける。本流に出合ってすぐに幕営とする。乾いた薪が多く、雨も虫もなく、心地よい夜を過ごす。
6/23 本日は曇り。また雨はない。いくつかの滝があるものの、こちらの沢も木々を頼りに容易に下降できる。中間以降は蜘蛛の巣をひたすら払いながら、淡々と歩くだけ。本流に出合い、すぐに農道に乗る。日本の農村風景を楽しみながら駐車場へ。