【日程】2019年7月6日(土)~7月7日(日)
【メンバー】K原(L)、K暮、N口、HT野(記)
会越国境の会津側を流れる霧来沢の支流、金丸沢を遡行し押倉沢を下降するというルート。
リーダーのK原さんにルートを言われて調べてみたけれど、ネットでは過去にI田会長達のパーティーが遡行した記録しか見当たらない。
グレードは総合3級との事、自分にとっては初めてのグレードに少し緊張しながらの出発。
進むに連れて沢幅が狭まりゴルジュっぽくなってきたところで、泳いで取り付かないといけない滝が現れた。K暮さんが先頭で突破して、お助け紐で引っ張り上げてもらった。
二俣を左に入るとさらに沢幅が狭まり、高巻きとなる。
結局、何度か沢に降りたがその度に突破できない滝が現れ、ゴルジュをほとんど巻くこととなった。
この滝を越えてからは特段の難所はなく順調に進んでいく。押倉沢への尾根越えのためには、このあとルートを間違えないように正確に本流をたどる必要がある。
しかし、最後の二俣には悩まされた。集水面積的には水量の多いほうにすすめば良いと考えていたので、水量の多い右に進みたくなったが方角的には左。若干の不安を抱えながら左へ入ったが、正解だった。
今日中に押倉沢の下降を始めるつもりだったが、尾根越えの直前に平らで水も流れている幕場にちょうどいい場所があったため、ここで泊まる事とした。
翌朝、尾根を越えて下降を始める、しばらく藪を漕いで沢に出ると押倉沢はなかなか綺麗な渓相でのんびりと下る。
途中、1つだけ大きい滝があると聞いていたが、なかなか出てこないし、出てくる気配もまるで無い。あまりに平坦なナメに不気味さを感じていると、突如30mの滝が現れた。 上段は灌木を使って下り、そこから懸垂下降とした。
滝を過ぎると、元通りの穏やかさ。濡れないように、頑張ってへつりながら進んでいたけれど・・・