谷川岳/蓬沢檜又谷三ノ沢

【日程】2008年7月16日

【ルート】谷川岳/蓬沢檜又谷三ノ沢

【メンバー】小暮、栗原、ささがわ

檜又谷に行ってきました。平日日帰り山行です。

メンバーが行っていないところで変ったところということで、あまり記録を見ない三ノ沢に入りました。登山体系にあるとおり、チョックストンのあるチムニー滝が次々と連続して現れ、小粒ながらボルダー的で楽しい滝登りをすることができました。

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【前滝沢出合いの雪渓】

やっぱりちょっと早かったでしょうか。本谷は雪渓が結構詰まっていました。前滝沢〜大スラブのあたりと、滝沢出合い、沖大滝沢から三ノ沢、四ノ沢にかけてはかなり大きな雪渓があります。雪渓は上に乗って処理することができるのですが思ったよりも大規模だったのでちょっとあせりました。

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【檜又谷大滝沢】

檜又谷の支流には険谷が幾つかあります。その一つの大滝沢。出合いから眺めただけですが、スケールの大きな滝が見えます。滝沢なども興味深いです。

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【檜又谷三ノ沢】

ススケ沢を過ぎ、沖大滝沢出合いからの大きな雪渓に乗る。三ノ沢は雪渓伝いに入ろうとするが、滝になっていて降りられないので左岸の草付をスパイクを履いて巻いて降り立つ。一歩が悪いので慎重に。

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最初の6mチムニー滝。いきなりザイルを使う。(結局ザイルを使ったのはここだけ)

大股開きで登るのだが、高度感がありフリークライミング的。ハーケン2枚使用。

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その先は延々と2m〜5m程度のチムニー滝が連続する。ショルダー、お助け紐を駆使して登っていく。

小難しい滝が多いのだ。

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ヨイショ。ヨイショである。全身のフリクション?を使って登るところもある。

肩や体全体を岩に押し付けてホールドにしたり??

二俣を過ぎると沢がやや開けてくる。CS滝を幾つか越えるとスラブ状の最後の二俣に。

間違えて右沢に入ってしまい早めに薮につかまる。地形図を見ると右沢が良いように見えたのだが、このような細かい地形は地図からは判断しにくい。最後の二俣は左に進んだ方が良いです。結局、無駄な石楠花薮漕ぎなどを苦労するが、最終的には左沢の方にトラバースして沢に戻ってしまった。

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最後の薮漕ぎを終えると、武能岳の山頂脇に出た。山頂に出るのは気分が良い。

あとは展望を楽しみながら蓬峠経由で下山する。

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蓬峠までの登山道は平坦でニッコウキスゲやハクサンフウロ等が咲いていて散歩のような牧歌的なトレールで気持ちがよかった。