超快適!湯けむり温泉クライミングに行ってきた話

【日程】2020年2月4〜5日
【メンバー】YH、FA、SR

山岳会は厳しい山行にしか興味がない!

そんなイメージを抱いているそこのあなた。昭和の亡霊に取り憑かれている証拠です。令和を生きる私たちは、そこに温泉があれば嬉々として山小屋に泊まるのです。

ブーっと鳴ったスマフォの画面を覗き込むと、Fさんから「温泉付きの山小屋に泊まってアイスクライミングが楽しめるよ!」と夢のような情報が。

凍った滝をガツガツ登った後は快適な宿に泊まって温泉にチャポン。ほっこりしたら熱々の鍋をつつきながら、好きなだけお酒を飲む。あらあら、なんて素敵な計画なんでしょう。

さっそくSさんに声をかけて3人パーティーを編成。山小屋にダメ元で電話をすると運良く部屋が取れたので、さっそくあずさ2号に乗って茅野駅へ。

駅からは山小屋の送迎車に乗って林道の奥までゼロ歩で到着。そこから小屋へ向けて20分ほど歩くのだけど、なんと荷物は車が運んでくれるというサービス付き! 致せり尽くせりとはまさにこのことだ!

夏沢鉱泉

ここは八ヶ岳の夏沢鉱泉。小屋に近づくたびに硫黄の匂いが鼻につく。いいですね~、温泉に来たって雰囲気ムンムンです。

受付を済ませて案内された部屋は、なんと貸し切りの3人部屋。気兼ねなく荷物を広げて、荷物を整えたらアイスクライミングへゴー。

凍った滝があるのは小屋から20分もかからない超近場。アプローチが短いって素晴らしい。初日は小屋番さんの情報を頼りに人が少ないG3へ。F1、F2、最後のF3まで登ったら、今度はG2へ移動してF1にトップロープを張って気が済むまで遊びました。

アイスクライミング

そして小屋に戻ればポカポカの温泉がお出迎え。冷えた体を芯から温めると、次はホカホカの夕飯が待っています。自家製の味噌で味付けした豆乳鍋、お味噌汁、自家栽培の野菜を使ったお漬物などなど、豪華なラインナップが目の前にずらり。ビール(しかも地ビール!)で乾杯したら、グビグビ、グビグビ、プハァ~、美味い!

豆乳鍋

飲んで食べて、飲んで食べて、最後はお鍋に白飯を入れて、〆の即席雑炊を胃袋にかきこみます。あ~満足。でもまだ時間がありますね。部屋に戻ったら布団にゴロンして、持参したワインをチビチビ。追加で日本酒もコクコク。これが幸せって言うんだなぁ。

そんな素敵な夜を過ごした翌日。日曜日はG4にトップロープを張って登り込み。ほかに2パーティーいて、新潟から来られた方々とロープをシェアさせて頂き、お昼頃までひたすら練習。

アイスクライミング

腕がパンプしたらちょうどいい時間になったので、ロープを回収して、小屋に戻って、そして再び温泉へ。汗を流した後は、それぞれカレーやおでんを注文して優雅にランチタイム。

帰りも空荷で20分ほど歩き、送迎車で帰路についたのでした。

温泉&アイスクライミング。前回の北海道に続いて、病みつきになりそうですw