【日程】2008年9月20日(土)〜23日(火)
【メンバー】大野L、大田原、矢野
9/20(土):晴れ
予報に反して朝から晴れ。車を羽根川沿いの林道に置き、出発。キンカ沢から花の木沢を下る。キノコ山行のような平和な幕開け。黒又川本流も、ダムの水位が低いため、水が流れていて、苦労なく中岩沢へ。
【乾いたバックウォーター】
のんびり釣をしながら東ノ出合いまで。
【のんびり釣りをやりながら】
盛大な焚火を楽しめたが、蚊の出没する暑いテン場。
9/21(日):雨のち曇り
朝、焚火をしている頃から雨が降り出す。ゴルジュ帯に入り、泳ぎを交えて突破していくが、泳いで水流を直上する5m滝は、大田原さんが見事に直登。去年の足尾沢の時と比べ、成長著しい。
【5m滝〜雨降る中水流を〜】
ただ、40分ほど遡行していると、雨が次第に強くなり、嫌な感じがしてくる。ちょうど良く、5m滝の下に岩で雨が避けられるところがあったので、しばらく待つことに。目を閉じて15分ほども経った頃か、「増水した」との矢野君の言葉に起こされて流れを見ると、まさに濁流が荒れ狂っている。ほんのわずかで一気に増水したとのこと。
【平時】
【増水時】
程なく雨は小降りになったが、昼過ぎまで水が引くのを待つ。中ノ沢の二又を目指して動き出す。
【減水待ち〜足元まで来てますよ〜】
【減水して遡行開始〜上の写真の滝〜】
途中の30m滝は、水流の下をくぐって、高度感溢れるフェイスを直上するのが楽しい。
【泳ぎも結構ある】
【30m滝〜滝裏涼感ルートはすぐ目の前〜】
【30m滝〜落口のフェース】
2時間半ほどで中の又出合い。本日も盛大に焚火。夜は雨が降り、ツェルトの中も水浸し。水流も結構近くに迫り、不安な一夜を過ごす。
9/22(月):雨のち曇り
雨は降り続き、沢は増水している。朝になって小降りになったが、水はひかない。9時に進めないようなら引き返すということで水待ちをしたが、何とか進めそうなので出発。滝を幾つか越えると沢は一旦穏やかに。その先は、不動の滝2段70m。大田原さんの見事な高巻きのルート取りで40分ほど。
【不動の滝〜どこから行きましょう〜】
【不動の滝〜私は左から〜】
【不動の滝〜落ち口では日が差し〜】
その先はゴルジュとなり、大きくはないが小難しい滝が「これでもか」とばかりに続いている。突破隊長の活躍と、荷揚げ、お助けを駆使した登攀で一つ一つ超えていくが、時間は容赦なく過ぎていく。
【こんなツルツルヌメヌメ滝と・・・】
【こんなズルズル巻きが・・・十数本】
17時を過ぎ、沢はちょろちょろの流れとなり、テン場を探し始めるが、滝はまだまだ続き、テン場はない。最後はヘッデン行動となり、稜線に出たときには、満天の星空であった。百字が岳の山頂に幕。寒さに震える夜。
【百字ヶ岳山頂〜見えるは町の明かりと空の星〜】
9/23(火):曇りのち晴れ
【朝〜束の間のご褒美1〜】
【朝〜束の間のご褒美2〜】
6時出発。太郎助山からもう少しヤブをこいで、11時頃、足沢の中流域に下降。
【毛猛がお気に召したようで】
懸垂3〜4回を交え、快適に下り、14時20分に林道着。大白川まで国道を歩き、タクシーを呼んで車を回収。