トマの山行_2023

我々が行っている山行をご紹介します。 

◎四季を通しての山行

 夏(無雪期)の山行

春から夏・秋にかけての無雪期の山行は、ほとんどが「沢登り」です。自然にどっぷり浸ることをベースにして、毎週のように複数のパーティが沢に入っています。

  •  2022年度無雪期山行(冬季ハイキング含む)
  •  山行本数  :301本
  •  延べ山行日数:427日
冬(積雪期)の山行

冬はいろいろな志向のパーティに分かれて、「山スキー&テレマーク」や「雪山歩き・雪稜登攀」、そして「アイスクライミング」と、会員それぞれが自分の好きな分野の山行を行っています。最近は沢登りのオフシーズンに、フリークライミングのゲレンデに通うメンバーも増えてきました。

  •  2022年度雪山山行
  •  山行本数  :100本
  •  延べ山行日数:149日

◎山登りのジャンル

沢登り

春は足慣らしや新緑を楽しむ山行などを皮切りに、夏の沢シーズンに向けてステップアップを図っていきます。夏~秋のシーズン最盛期には満を持して、各々が追い求める山行へ!そして晩秋は盛夏に足を延ばせなかったスラブや、春とは違った自然の恵みでシーズンを締めくくる、そんなことを毎年行っています。

山スキー

厳冬期は主にパウダー狙いの山行を多く行っていますが、静かなブナ森を追い求めたり、時には縦走の相棒としてスキーという手段を選んだりもします。春になるとスキーの機動力を活かした山行、はたまた海産物を山に持ち込む山行なども人気です。

 

雪山・雪稜

誰もいない静かな雪稜に自分達だけのトレースをつける。越後や東北方面の豪雪地帯のラッセル縦走や、北アルプス・八ヶ岳のメジャールートのトレースまで様々です。

アイスクライミング

八ヶ岳や南アルプスに始まり、西上州や日光、奥鬼怒そして北アルプスへと足繫く通っています。果ては北海道の氷瀑にも遠征したりしています。

その他

ハイキング、フリークライミング、縦走も、トレーニングを目的としてだけでなく、広く行われるようになってきました。

◎仲間と山を楽しむ

焚き火を囲んで

いつも目を三角にして難易度の高い山行をしているわけではありません。むしろ、いろいろな楽しみのある山行がトマの風の特長かもしれません。焚き火を囲んでの楽しい会話や傍らでのゴロ寝が、いっそう山に浸らせてくれます。

女性会員の活躍

トマの風では昔から、女性会員も活発に活動しています。

◎山行へのこだわり

遡下降のススメ

沢を登った後は登山道で下山するというケースが一般的ですが、登山道の利用を前提とすると行ける山域は限られてしまいます。登山道の無い山に登ることを目的に、アプローチとして沢を下降し、次の沢につなげてピークを踏むというようなルートを考えることで、自由度は一気に広がります。(年報23号で特集しています)

原生流域へのいざない

「原生流域」は、より自然度の高いルートを見い出すための、一つの手掛かりとでも言えましょうか。我々は創立以来、様々な地域で山行を積み重ねてきましたが、気がつけば「原生流域」に多くの足跡を残しています。(年報25号で特集しています)

クリエイティブな山行

山行を重ねていくとガイドブックやネットで検索した人気ルートではない、自分なりに考えたルートを辿る楽しみが生まれます。やがて気に入った山域や流域を集中的に訪れるとか、歴史ある古道を探すとか、県境の山々をつなげるとか、或いは遡行した沢をスキーで滑るといった、いろいろなテーマにハマル人も出てきます。そんな山行を我々は大切にしてきました。(「山行へのこだわり」は年報24号でもご紹介しています)