【ルート】大鳥沢滝ノ沢右俣
【日程】2008年10月18日(土)〜19日(日)
【メンバー】棚橋、佐貫、矢野
今回は会山行、未丈ヶ岳12:30集中が目標。8パーティー25名が参加し、とても賑やで楽しい山行となった。
【上大鳥橋へ】
我々のパーティーは滝ノ沢右俣。上大鳥橋から大鳥ダム左岸の踏跡を辿る。この踏跡は所々曖昧になるが、大鳥沢まで続いていた。巡視道を利用した他2パーティーと大鳥沢口で丁度会い、暫し山行を共にする。滝ノ沢に入ると沢は狭まり暗い印象。小ゴルジュと滝は特に難しいところはないが、ヌメッていて滑りやすい。
【くの字10m】
720m二俣で左俣Pを見送り、早々に幕営。増水には耐えられないが整地すればフルフラットで、薪は半径5m内にまる1日分はある快適な幕営地。
一通り片付けて火を起こし、空を見上げるとお天道様は真上だ。そんなことはどうでも良いことで、焚火を前にこの山に身を委ねていく。 山の恵みも幸いにして適量。個人的には今シーズン最高の幕営だったと感じている。
19日、長い行程になる可能性もあり日が昇るのを待ちきれずに出発。すぐに小さいゴルジュで5-4-10mの滝がかかるがお助けで十分。
【二俣すぐ上の連瀑】
小滝を二つ越えて核心の10mCS&ハングの滝。左側壁をロープ引いて上部トラバースで抜ける。30m。この直径2m程度のCS、今にも落ちそうな挟まり方である。
【CS&ハング滝裏から】
これを越えると明るくなって、開放的。
右に大鳥池方面に向かうルンゼを分け、すぐに二俣となってここを左へ。あまりに小振りですぐに水が枯れてしまうのではないかと不安になるが、やはりすぐに枯れる。しかし藪は良心的密度で、稜線まで大した苦労も無く上がることができる。ここで他パーティーと無線交信すれば、昨日黙々と左俣に進んだパーティーが登頂したことを知る!早すぎる。稜線をそのまま1430mへと考えていたが、正面の藪は濃く、お隣の沢は快適に見えたので沢へ下り、階段状の源頭を詰めると未丈ヶ岳直下の草原に出た。
そのままぽくぽくと山頂へ。
【間もなく未丈ヶ岳】
2番目の到着であった。
その後続々とパーティーが集い、12:30に全員集合。沢そのものの面白さや山の恵みの楽しみを超越した喜びが会山行にはあるように感じた。