朝日前衛/長井葉山

【日程】2023年12月29日～30日

【コース】12/29　蚕桑駅（6：30）～白兎コース～葉山山荘（12：00）（泊）

12/30　葉山山荘（6：45）～白兎コース～蚕桑駅（9：45）

【メンバー】K原

12/29　どんよりした空の下、時折ポツリと雨の降る中、蚕桑駅から歩き出す。道路には雪がなく、白兎登山口までさっくりとたどり着いた。登山口にも雪がないが、少し上がるとさすがに雪が出てきた。何日か前のトレースがあり、最初はつぼ足で歩く。次第に踏み抜きが多くなり、歩きづらくなってきたので、途中でスノーシューを装着した。まだトレースは続いており、ラッセルはないのだが、登山道に枝が張り出しており、少々邪魔なうえ、枝にかかった湿った雪が衣類を濡らす。越後の低山を思い出す。C950を超えるとトレースが分からなくなり、一人ラッセルとなった。ラッセルはすねくらいだが、ヤブを避けて道を外すと腿までハマったりする。悪戦苦闘していると、C1100手前くらいで団体さんに追いつかれた。この方々は案の定、記録に散見された葉っぱ塾の方々だった。ラッセルを交替してもらい、以降後ろで楽ちんをする。C1200付近はダラダラしており、しかも木々で見通しがきかず、葉山山荘がどこにあるか非常に分かりづらかったが、葉っぱ塾の方々は見事探し当てた。中に入ると、葉っぱ塾のガイドさんがストーブに火を入れてくれた。途端に小屋が暖かくなり、濡れ濡れになっていた私は非常に助かった。山形の美味しいりんごをごちそうになり、心も温まった。葉っぱ塾の方々は日帰りのため、昼ごはんを食べると下りていった。昼には天気が回復するかと思いきや、それからも小雪がチラチラ舞っており、結局回復しないままだった。

12/30　昨日の雪と風でトレースが消えているのが心配で、周辺散策はカットしてそのまま下山を始めた。小屋のあたりはトレースが消えかかっていたが、すぐにしっかりしたトレースが出てきて一安心。登りで引っかかった藪も、下りだと勢いで突き進めて、さっくり下山した。雲のかかる中一瞬姿を見せた葉山も、またすぐに雲に覆われて、また姿を見にいらっしゃいと呼びかけているようだった。