【日時】2009年1月1日(木)
【ルート】頚城・鋸岳
【メンバー】矢野
前回の結果を鑑みて、早く寝て暗いうちに出発することとした。そして元旦、いつもの山行と変わることなく準備をして出発。朝から雪で、また長いラッセルになるだろう。しかし今回は幸いにして気温が低く、粉雪。足にまとわり付くような雪ではない。前回引き返した雨飾山荘で漸く明るくなり、ヘッドランプを消す。ほぼ夏道伝いに行くが、尾根越え、いやらしい沢や岩壁下部トラバースが続き、ルートの快適さはない。
【ルート全景〜左端が鋸岳】
【稜線】
【稜線〜鋸岳直下から〜】
そしてこの深い雪。遅々として進まず、引き返すと決めていた12時が近づいてくることに焦りを覚え始める。今回は外的要因がない限り諦めないと思いながら、ぼこぼこ藪尾根を進むと一瞬だけ鋸岳がその姿を現した。直下から見るこの山は迫力十分。
【鋸岳】
あれは登れるのか?と一瞬たじろいだ。アイゼンに履き替えて登り始めると、幸いにして底のある雪と僅かに覗く鎖に助けられ、山頂へ。
【鋸岳山頂】
周囲は何も見えないが、満足感は十分。しかしのんびりしていられない。帰りもあまり滑ることはできず、スピードは上がらないことが予想されるためすぐに下降を開始する。稜線から斜め下りトラバースに入る1290地点まで、藪をかわしつつ深いパウダーを楽しむ。”ホーッ”は一回発した程度。後は難儀なトラバースで急ぐこと2時間、雨飾山荘に到着した。
【雨飾山荘】
ここで一息。あとは林道を戻るだけ。今回は日中も気温が低く、前回はほとんど滑らなかった林道がよく滑り、16:00に車に到着した。
【鬼ヶ面山〜鋸岳のお隣さん〜】