【日 時】2009年2月22日 【メンバー】L高橋(写真)・田邉・岩田
シーズン中には一度は訪れなければならない「大滝」。しかし、若干の杞憂が的中してしまった。2週間前からの「春一番」の南風、季節外れの気温の上昇で、「大滝」は今までで見たことがない程に貧弱だった。
大滝手前のミニゴルジュ入口から仰ぎ見る大滝の姿にガックリ
しかしそれにもメゲナイ我々は、大滝のワンピッチ目にTRを張る。登る分には氷質は柔らかく、結構シッカリしているので余裕を持って楽しめた。グレードは4級〜4級+。
久し振りにリードを買って出た石井パパ。余裕がある登りでした
中間部に至る石井君
タマラズロープを引く岩田君
ワンピッチの終了点から見上げる2ピッチ目は出来たての氷といった感じで、登って登れないことはなさそうだが、今までに良い状態で登っている我々には、敢て取り付きたい気にならず、来シーズンを期待しつつ帰還の途に付く。
ところで、核心部は大滝よりも出合手前の「小ゴルジュ」の通過だ。来る時も恐ろしかったが帰りも同様。しかし誰も釜にお世話になることもなく、緊張しつつも楽しめる範囲の困難さだった。
例年なら氷結している場所だが・・。
アイゼンを着けての岩壁のトラバースは結構緊張する一瞬だ。