【日 時】2011年2月19日 【メンバー】トマ・高橋、S氏(会外)、K氏(会外)
ヤヤ冷え込んだ朝。昨日の雨が嘘みたいな青空の下、私にとっては5回目の「三ルンゼ」。同行のS氏も4回目だが、いずれもF4どまりで、F5(オクトパス)F6は登っていない。今回は3人共に氷歴は長いので、氷の状態さえ良ければ「完登」を果たす事が出来そうだ。
出合の堰堤工事はほぼ終了しているが、まだ工事車の出入りがある。「一ルンゼ」を望む車止め手前まで入り車を置かせて頂く。「一ルンゼ」は4段ほどだが状態の良い氷が続いている。時間があれば登っても面白そうだ。スタートから45分ほどでF1に到達。まずまず氷の発達は良い。よかった・・・。
F1全景。全体的に水っぽく多少滴が滴っていたが、登り易すそうな氷だ。
氷は2年振りと言う事だが、今回はS氏の意向で若手のK氏(45歳)がロープを引く。リーシュレスのバイルが気持ちよく氷を捉え、安心してみていられる。
F1(40m・4級+)は特に問題なく通過。ロープを結んだままF2に。見た目には上まで氷が繋がっている。5回目にして初めての景観だ。三人ともアルパインチックの登りに終始し充実の面持ちだ。
落口まで繋がった氷をはじめて登る。落口の氷は剥がれそうで微妙なクライミングで・・・。
F3は良い氷が着いていて気持ちよいクライミングが味わえた。
多段のナメ氷が続くF4は思い思いにフリーで通過。
F5「オクトパス」に達する。上まで繋がっている事を祈りつつ・・・。
「F5・オクトパス」の登攀。左端の氷柱が辛うじて繋がっている。4mほど登れば後は楽勝。
ところが、この上は氷が急に姿を消す・・・。仕方なく、左のボコボコの丸岩を登って立木でビレー。その儘左を巻いて落口へ、F6に繋げられるのだが、ここでAM3:00。F6はF3に似た氷で難しくはないようだ。心を残しながらも下降に入る。終了5:00.充実した一日でした。