大谷不動 アイスクライミング

【日時】2012年2月19日(日)〜20日(日)

【ルート】不動前の滝、左岩壁中央ルート

【メンバー】K、S

土曜日は所用のため、日月の変則的な日程で大谷不動に入る。初日は冷え込みが厳しく、峰ノ原高原スキー場からのアプローチでは、踏みしめる雪がキュッ、キュッと響く。日曜日の入山のため、トレースはばっちりでツボ足で問題なく歩ける。

大谷不動のベースキャンプに着くと、日帰り2パーティが準備している。今日は不動前の滝は誰も入っていないようなので、不動前の滝へ向かう。

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【不動前の滝 50m】

氷結はバッチリで、以前来たときよりも発達していて登り易そうに見えたので、Sにリードをするように薦める。

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じっくりと時間をかけてリードするが、やはり最上部の5mが垂直で、ここで断念。交代してKが登る。やはり?+のグレードはある。

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時間があるので、今度は右側のラインでリードしてみる。こちらは?−位だろうか。硬くてなかなか厳しい。

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【左岩壁中央ルートF1 20m】

2日目は左岩壁中央ルートへ向かう。すごい迫力だが、F1は近づいてみると20m程度で、最初の10mは75〜80度位で、上部の10mが垂直。こちらもやはり硬い。グレード?−。

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F1の上部を登る様子。このあたりが核心か。

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【左岩壁中央ルートF2 45m】

続いてペンシル状氷柱のF2へ向かう。すごい迫力だが、下部10mは氷筍のモコモコで、スカスカのスカートになっていて登りづらそう。その上は、良く見ると85度くらいの一定の傾斜で、盛り上がった氷の部分が足場になっていて意外に楽そうに見えた。

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取付いてみると、難しいというより悪い。氷筍部分は左側から巻くようにして登って、正面にトラバースする。中央の部分を登っていくが、脆くて、スクリューを打つにはスカスカの場所が多くて大変だった。中段のバーチカル部分をぬけて傾斜が緩んだ最後の落ち口部分が硬い垂直の氷で油断できなかった。

2日間のバーチカルアイスをすっかり満喫。大谷不動もこれで、6回目だろうか?残るルートは、左岩壁左ルート。来年かな?