【日程】 2012/8/24~26
【ルート】 川内山塊・杉川支流大底川ム沢遡行〜コザマタ沢下降
【メンバー】 O野・M田・S貫
2年前に時間切れで銀次郎沢にエスケープしてしまった大底川ム沢へ。真夏の川内はやっぱり素晴らしいところでした。
8/24 晴れ後雷雨
ヒルが歓迎の舞を披露する道を通り、堰堤小屋から杉川に入渓。河原に下りた途端アブ柱が立ち上がる・・・はずが、せいぜい一人20匹が控え目に飛んでいるくらいで拍子抜け。
杉川本流
いやいやそのうち出てくるに違いない、と警戒しながら大底川に入る。
白いゴルジュが美しい大底川
泳いで、小滝にとりついての繰り返し
このところの晴天に加え、前回(2年前の海の日連休)と違って雪渓がないのか、水量が明らかに少ない。泳ぎもしょっちゅう入るが楽勝だ。
下部はゴルジュの中にトロや小滝が次々と現れる。
アクアステルスのフリクションが気持ちよく決まる
七郎平沢を過ぎると巨岩帯。切松沢の先の左岸段丘で、まだ11時半にもならないが幕場を定める。15時過ぎから雷雨となり、河原の焚火は水の下に消えた。
8/25 晴れ
前日よりは若干水位が高いが平水にほぼ近い状態に戻った。核心部の登れない滝の大高巻きは前回と同じようなルートをたどり、同じ場所から懸垂。
その先は側壁が一段と高くなり、威圧感を感じさせる風景となる。
高巻きをもう一度こなして沢に戻ると、狭いゴルジュ。
霞ヶ関のスパイダー男
銀次郎沢はム沢と滝で出合う。ム沢もすぐに大きな登れない滝をかけているので、銀次郎沢手前のルンゼから巻いてム沢の滝上に懸垂で復帰する。
まさに「井戸の底」のような風景にシビレル
ム沢は幅1mもないような極狭ゴルジュや小滝で楽しませてくれた。
遡行図メモは毛虫の連続
増水したら絶対に登れない・・・
川内デビューのM田くん、大健闘
水を汲んで登山道に出てから七郎平山へ向かい、泊。
8/26 晴れ
コザマタ沢を下降する。夏道の水場から下降開始するも、あまりにも急なので一旦右岸の藪に入った。
150mほど下ると多少マシになり、沢へ戻ると今度は小滝が出てくる。
20年近く前のものと思われる捨て縄も発見
全部で5回の懸垂下降。沢はやや倒木が目立ったが、途中からはそれなりに綺麗でちょっとしたゴルジュもあった。
本流に戻り、名残惜しい思いで最後の泳ぎを楽しみながら堰堤小屋へ。初日よりもさらにメジロが少ない。
登山道に上がってから30分もかからず車に到着。最後までヒルの「別れの舞」が賑やかだった。
それにしてもこの時期にしてはメジロがほとんどいないのは何故?わかる人いたら教えて下さい。