網走「ノトロ岬」の氷曝

【日 時】2013年2月1日〜2日
【メンバー】L:KT、TT、TS(会外)

31日羽田発、女満別空港〜レンタカーで網走駅前のビジネスホテルへ。
【1日目】
今日一日は無風快晴が約束されているので張り切って出発。ノトロ岬分岐の手前で、「地形図・トポ」と睨めっこをしながら「F4(クジラの滝)」への近道になる流氷や氷曝見物の踏跡を探し出す。
樹林帯を経て海岸に下り、左に折れると目の前に見渡す限り流氷が接岸する圧倒的な情景にぶち当たる。波の音も聞こえないほどギッシリ詰まった流氷群に言葉も出ない・・・。5分もいかない内にF4(クジラノ滝)が懸かる。

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海面を埋め尽くした流氷群

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F4「クジラノ滝」登攀
35〜40mの高さがあるが、所々段差があり、見た目には4級+のグレードか?
当然リーダがロープを引きTRで遊ぶ。落口から眺める「オホーツクの海」。微かに「知床半島」が霞む・・・。
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岸壁には無数の染み出し氷が

海岸沿いの踏み跡を選び、断崖に懸かる無数の「染み出し氷の壁」を見ながら15分ほどで「オオワシ・オジロワシ・鳴きガラス」が空を旋回する光景が現れ、その先に文字通りの「F7(オジロノ滝)」が幅広くドーンを現れた。
大人数でも何筋もロープが張れそうな大滝だ。傾斜は余りないが、数日前か?氷の上の雪が何とも煩わしい。
ここは悪場に強いアルパインクライマーTSの出番。当然といった感じで着実にロープを伸ばす。TRの後、三人で登り切って懸垂で降り、この日のクライミング終了。

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幅広のF7「オジロノ滝」と上空を舞うオオワシ

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F7「オジロノ滝」登攀

辺りは薄暗い状況で足を急がせるが途中でTTが流氷の間に足を踏み込み、ヤバイ体験も。

【2日目】
昨日「F4}で出合った地元の人に「F9(最後の氷曝)ハヤブサの滝」は氷柱でスッキリしていて、氷の状態が非常に良いとお聞きしていたので、ここを訪れる事に。
直接落ち口に行ける道があるという事なので、「能取岬」経由で歩くが最終的踏み跡が見つけられず、また昨日の海岸沿いを歩く事にする。

「オジロノ滝」先の氷曝群

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ただ、朝焼けの「能取岬」は、ナカナカ神秘的。却って得をしたような気分になる。
海岸から小一時間で「F9(ハヤブサの滝)」に。

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スッキリと立ち上がるF9「ハヤブサノ滝」

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幅6mほどの氷柱が15,6mの高さでスッキリ伸び上がっている。
昨日からの暖気の影響か?氷には滴りがあり、柔らかい。易しくもあり、ヤヤもするとポイントがずれそうになるので、大変に力が要った。
プラス落口上の大きく張り出した雪庇が崩れ落ちたら、「ひとたまりも無いぞ」・・・。ここで結構時間を費やし、明るい夕焼けに染まりかけたオホーツクの海を眺めながら帰路に着いた。

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