【期 間】2013年6月9日
【メンバー】T橋 S貫 K下(記)
例年、この季節は会越や越後のスラブを巡ってきた。今年はジロト沢Bルンゼ左スラブへ。S貫女史は春に、K下は秋に「右スラブ」を楽しんでおり、1本奥の「左スラブ」を選んでみるのは自然な流れかな〜
野中不動滝の入口まで林道が伸び、ずいぶんとアプローチが短縮した。新設の堰堤を左岸から巻いて山道を辿ると15分ほどで二俣。対岸に渡り、ジロト沢ウ右岸の踏跡を歩き不明瞭になるところで入渓。
<初めの雪渓>
<ジロト沢のナメ滝>
雪解けでやや多い水量を行くと、大きな山抜けに出会う。近年の水害の爪跡であろうか。雪渓をくぐったり、登ったり、ナメ滝を愛でて進むとAルンゼ出合付近より雪渓に覆われる。
<Bルンゼ遠望>
Bルンゼ出合から傾斜のきつくなる雪渓を詰め、前スラブ、右スラブを通り過ぎ左スラブに取り付く。草付きを巻いて滝を1本登ったところで靴を履き替え、アンザイレン。
<Bルンゼの雪渓を詰める>
左スラブは50m×5P、おおむね?、4P目上部は?。ルートファインディングがポイント、フリクションの利く快適なスラブでした。
<左スラブ1P目 快適>
<ロープを伸ばす>
<4P フリクションクライミング>
<左俣・略奪点 ネコブ山〜下津川〜小沢岳の展望>
藪の稜線から滝沢へ下る。沢の下降というよりは森の中を歩き下るといった感じ、キゾウ平のブナ森は美しく、清々しい。昼寝でもしたくなるところだ。
<ハルゼミの合唱・ブナ森の美しいキゾウ平>
ここからは連瀑となるので右岸尾根を藪を頼りに下り、続く崩壊中の雪渓は左岸より巻いて、滝沢の本流に出た。
<滝沢左俣左沢の連瀑>
滝沢本流の左岸に踏跡を見つけ、二俣〜林道終点へと戻った。今日は8時間半の行動、変化に富んだ楽しいルートでした。