【日時】2007/9/8〜9/9
【ルート】 越後/三国川仙ノ滝沢
【メンバー】 栗原、田邉、棚橋
三国川仙ノ滝沢に行ってきました。
直前まで台風の進路でバタバタしていましたが、土曜は曇り一時小雨、日曜は晴れ時々曇りとそれほど悪くもならずに、厳しくも楽しい仙ノ滝沢を満喫してきました。
悪い所は終始田邉さんに引っ張ってもらう形で、田邉さんの真髄を垣間見た、という感じです。
(自ら厳しいところに突っ込んでいっている、という感じもありましたが・・・。)
ありがとうございました。
9/8
夜半、小雨がパラついたようでテントがしっとり濡れていた。
山にはガスがかかり天気に不安があったが、台風の影響もあまりなさそうなので出発する。1時間ほど林道を歩いて入渓する。
しばらくは小滝を登ったりしながら進んでいく。
“出だしから水量豊富”
“岩はどこもヌメっている”
東沢を越えてしばらく行くと、左に残置シュリンゲが残されている釜を持った小滝に出合う。釜も深そうだし、その後のゴルジュも厳しそうなので、当然巻きだろうと私と棚橋さんは右岸を眺めるが、その間に田邉さんが釜に浸かりながら小滝を登っていってしまった。仕方なく我々も後を追う。
がその後のゴルジュは一見絶望的だ。2-3mの小滝だが、ドバドバと水勢が強く、落ち口側壁がツルツルのヌメヌメで、どうやったって登れそうもない。再び、私と棚さんは戻って高巻きか、と思うが、田邉さんが果敢に突破してしまった。私はお助けをもらっても耐え切れずに2回もドボンし濡れ鼠になりながら、最後は空身で引っ張りあげてもらった。
“ゴルジュがつづく”
“この狭いゴルジュをツッパリで突破”
その後しばらくはゴーロになるが、南沢と分かれると再びゴルジュになる。他のパーティが大高巻きをしているゴルジュは、田邉さんが大高巻きを嫌い少し早めに下りたので、次の8m滝をザイルを出して登ることになった。
“流れは強くないので泳ぎはらく”
その先、12m滝を左のルンゼから巻き下ったところにあるはずの天場が見つからず、少し先の河原の脇を整地して天場とした。夕方から霧雨が降り出すが、タープの下で焚き火は勢いよく燃え、楽しい宴となった。
9/9 晴れ
今日は長丁場のため、6時過ぎには出発する。
とにかく、小滝の連続である。
仙ノ滝は右岸から高巻きになる。田邉さんは悪い草付を登って行ってしまったが、私と棚さんはルンゼを少し上がり、上の傾斜の緩めな草付から高巻いた。
その後、連瀑帯となるが、どれも簡単には登れないものばかりで、時々ザイルやお助けを駆使しながら慎重に登って行く。
“滝の裏を抜ける”
二俣は左の本谷山に取るが、2-3mの小滝が続き、それもショルダーやお助けを使い、パワー全開で登っていく。
最後は笹薮を1時間ほど漕ぎながら、本谷山から30mほど外れた登山道に飛び出した。
晴れた山頂で遠くに近くに連なる山々を山座同定した後、小穂口の頭から中尾ツルネをゆっくりと下山した。
“山頂から降りるとすぐに池が見える”