南ア/大武川一ノ沢大滝 アイスクライミング

【日時】2014年1月4日〜5日

【ルート】南アルプス 大武川一ノ沢大滝

【メンバー】K、S

大武川はアプローチが大変でなかなか足が向かなかったが、近年は沢を遡行するのではなく離山北稜を登ってアプローチするルートが取られるようになり、1泊2日でも楽に行けるようになったようなので、行ってきました。

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林道ゲートより地図に出ていない新しい左岸の林道を歩き、朴の木橋を渡ってから旧右岸林道を戻って、離山北稜の末端から取りつこうと思うが、新林道と旧林道がつながっておらず、懸垂下降して旧林道に戻った。これは、橋まで歩かずに渡渉した方が楽だった。

離山北稜は取りつきが急な斜面だが、その先は鹿道もあって歩きやすい。1393mのコルのところから、枝沢を下降して、一ノ沢に降りた沢の平坦地にベースキャンプを張った。早く着いたら初日に登ろうと思っていたが、12時を過ぎてしまったので、今日はここまでとして、早々に宴会して寝た。

翌日は、トレースにしたがって沢を遡行する。下の大滝からは、左岸を巻いているので、トレースに従って巻くが、結構悪く、スリップしてはいけない高巻きだ。2時間弱で大滝につく。

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一ノ沢大滝170m

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大滝を正面から

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1ピッチ目は、左側を登る。?〜?。50m。岩陰の隙間のあたりでビレイ。快適。60mロープを持ってきたので余裕を持って登れた。

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2ピッチ目は、右側へトラバースして斜上する。45m ?〜?+。氷が不安定でトラバース気味に登ったので時間がかかった。最後は核心部の垂直に近い登りで結構しんどい。 斜上せずに左側を真上に上がった方が楽だったかも。

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2ピッチ目のフォロー。

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3ピッチ 目。?〜?−。35m。右側は水が滴っていたので、左側に回り込んで登った。最後まで結構長かった。

素晴らしい登攀でした

アプローチがちょっと遠すぎるが。

懸垂3ピッチで取りつきへ。あとは、登ってきたトレースをたどってBCへ。テント撤収して、また離山北稜を降りましたが、最後は沢を渡ったところで日没になってしまいました。帰りは、離山北稜の末端付近の堰堤上に渡渉用に岩が並べられているところを渡渉して戻りました。最初からここを渡渉した方が楽でしたね。

滝のスケールも素晴らしく、楽しいクライミングでした。