【日時】2014年7月6日(日)
【場所】魚野川本流(岩の湯脇)
【メンバー】会員22名
年に一回の大渓谷の遡行を想定した渡渉訓練。
天気に恵まれ、場所も水流も激しいところもあり充実して楽しい訓練をしてきました。
大人数ですので、4班に分かれて訓練します
まずは一人での渡渉で限界を見極める。木の杖やストックも有効でした。
一人では渡れないような激しい流れはスクラム渡渉です。まずは2人で。3人以上だと安定します。
岩が意外にもヌルヌルで足元から持っていかれそうになるので注意。
リングスクラムだと、上流側の人を起点にぐるぐる回るのですが、流れが激しいと進む効率が良くないので結構大変。
続いてロープを使った渡渉(末端交換三角法)を行います。まずは流れの緩くて深いところで試してみる。
今度は流れの激しいところで。ロープにぶら下がるようにしてやれば安心感があります。
ロープの角度をなるべく水流に斜めになるようにして、ロープはしっかりとテンションを掛けて強く張らないとセカンドがV字になってしまい危険な状態になるので、その点に注意しながら訓練します。
末端交換三角法は何度も繰り返して手順を覚えます。
今度はゴルジュ突破技術です。泳いで突破した流れは、上の人からザックごと引っ張ってもらいます。
いわゆるザックピストン法です。
水流の激しいところは、ジャンプで飛び越えて突破!!柳又ごっこと称して楽しく訓練します。
ジャンプ力が足らないと水流に流されてしまいます。
さあ、最後は下流までラッコ泳ぎで泳ぎ下ります。激流に見えるところも案外大丈夫。
なんだかんだ訓練とは言いながらキャニオニング的に楽しんでしまいました。
※渡渉技術については、山と渓谷社 沢登り(手嶋亨と童人トマの風 編著) P50〜57参照。