【日時】 2014年7月20~21日
【メンバー】SS、KG、TM、SZ
海の日連休は、不安定な天気予報で二転三転したが、最終的には予定の下田の鎌倉沢に行ってきました。
当初の計画では、うまくいけば鎌倉沢を遡行して、砥沢川を下降するつもりでしたが、笠堀ダムへの道路も復旧工事で通行止めになっていて全然入れませんでした。
7時過ぎに出発するが、歩き始めてすぐに大粒の雨が降り出したので、いったん車に戻って待機。約1時間後に改めて出発。
左岸の踏み跡はすぐになくなり、沢に降りる。しばらくは、ゴルジュ地形だが、歩いてそのまま通過できるところがほとんどだ。腰まで浸かったり、へつったりとなかなか楽しい。途中で雨が降り出したので、タープを被って少々待機する。このところの雨で水量は多いが突破できないというほどでは無い。
ゴルジュの中の7m滝はなかなか厳しかった。右壁にロープを出して空荷で取付くが、ヌメヌメの岩なので、タワシで足を置くエッジを磨くしかない。水が多く白泡立っているので少々怖い。ハーケン3本を打って登り、上から確保。
ゴルジュを抜けると、穏やかな森が交互に現れるので、少々の釣りタイム。魚は減っているようであまりあたりが無い。何度かバラしてしまい結局釣果ゼロ。釣りをしていたら、急に水が濁ってきたと思ったら、増水が始まった。
ゴルジュなので、急いで光明沢出合のやや広いところまで引き返す。雨はすっかり止んでいたので、雪渓の崩壊だろうか。30分程度待機するとようやく、減水して水の濁りもほとんど取れてきた。
気を取り直して出発すると、やはり巨大な雪渓が崩壊した跡。上から二つ雪渓を越える。
その先にも、いまにも崩れそうなスノーブリッジが二つ。巻くのも大変そうなので、駆け足でくぐる。
その後は、ようやく傾斜を上げてきた沢の中に幕場を探しながら、いくつかの滝を越えていく。なかなか良いところが、見つからず、以前、OHさん達が泊まったという30m大滝(実際は2段20m程度に見えた)まで行くことにするが。。。
果たしてそこは、過去の豪雨で以前とは地形が変わってしまったのか平坦なところが無く、良い幕場ではなかったが、夕方で日没も近いので協議の結果、ここを整地してなんとか泊まることになった。作業の結果、なんとか泊まれるスペースも出来、焚火を囲んでいつもの夜となる。蛍が舞うなかなか良いところであった。
翌日は、この滝を右岸から巻くところから始まる。その先は、白滝前に、幾つかの滝が出てくるが、左岸から巻く。ずっと大きく巻いていけそうだったが、このまま巻いて終わってしまいそうなので、途中で沢に戻る。白滝150mの下段から見ると、なかなか立派だ。
白滝の下段は右岸から巻いていくが、リーダーのSSはなるべく水流沿いに行きたいというが。。。今回は水量も多く面倒なので、巻き気味にスラブ帯にロープを出して登ってもらう。
白滝を抜けると、すっかり穏やかな源頭部だ。五平衛小屋手前の鞍部へと抜け、ここから日本平までの踏みあとを辿って川胡桃沢からさっさと下山だと思ったが。。。かつての踏みあとはすっかり、藪と化し、道は全くなく、灼熱地獄が始まった。新人のSZ君は慣れない藪こぎと暑さに参ってしまったようだ。
3時間で日本平へ。そこから川胡桃沢を下降したが、こちらも豪雨で山抜けしたのか、倒木と崩れた岩で荒れ放題の沢で下降しづらく時間がかかった。他の下山ルートを検討できればその方がよいかもしれない。