実川前川本流 ビンカガクチ沢

【日程】 2014/9/20〜23
【ルート】 祓川〜上ノ越〜松ノ木穴沢下降〜実川前川本流ビンカガクチ沢
【メンバー】 栗原(L)、棚橋、佐貫(記)

長年の念願叶い、実川前川本流を遡行することができた。
天候、水量ともに好条件で大いに助かったが、寒かった…。

9/20
7時前に祓川駐車場に到着した時にはすでにあと数台分のスペースを残すのみ。
上ノ越までヨロヨロと登り、松ノ木穴沢へと下降する。
松ノ木穴沢はほぼ何もなく、下降向きといえる。

本流に降り立つと、明らかに水量は平水以下のよう。

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良かった〜と安堵するが、いかんせん水が冷たい。
ウェットがなかったら低体温症になりそうだ。

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目標だった下追流沢までは1時間半で着いたので、先に進む。
魚止滝は左側からショルダーで這い上がり、落ち口を横切る。

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水量は少ないとはいえ、まだまだ本流の貫録十分な渓相が続く。
御西沢出合で幕。

9/21
幕場からも見えていた虹吹きの滝を左岸のルンゼから巻く。

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御鏡沢の手前にあった10m程度の滝は、もしかしたら先人の記録にある「2条10m滝」なのだろうか?

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(2条じゃないけど)

この先も滝が連続して現れる。

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(スカイフック+シュリンゲをアブミにして登る)

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(見た目よりボロくて悪い)

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少ないながらも残置があったりするのでお世話になることも。

豊実沢出合からは200m程の雪渓が谷を埋めていた。
この先にも再び雪渓、くぐって通過した後はまたまた滝。
もう一度長い雪渓に乗った後は、穴の開いた恐ろしい雪渓をくぐり支流に出て15mほどの滝を巻く。

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そうこうするうちに15時近くなり、土木工事をして幕場を定めた。

9/22
相変らず寒い朝。

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(出発後10分で腰までつかる…)

源頭が近い雰囲気とはいえ、まだまだ標高差が大きい。
沢が右に曲がるところで大きな滝がかかっているが、頭上左手の雪渓が今にも崩れそうで恐ろしい。
この後は開けた谷の中の小滝をいくつか越え、本山小屋付近の登山道を目指してつめるが、あろうことか濃い笹とハイマツの藪が出現してルート修正。

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11時過ぎに道に出た。

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切合小屋で泊。

9/23
かなりのハイカーが往来する道を、新長坂経由で祓川に下山。

前川は明るく闊達な渓相で、とにかく素晴らしい沢でした。
水量と雪渓を考えると、今くらいの時期が適期なのかもしれません。