[メンバー]Y澤(記)、S藤、IJ地、Y岡
「越後のマッターホルン」と呼ばれる大源太山へ突き上げる鷺ノ首沢へ、ベテラン不在の新人パーティーで行ってきました。
遡行時間8時間を予想して、朝の6時に行動を開始。
キャンプ場から歩いて入渓している記録が多いですが、今回は林道脇に車を停めて、薮の斜面を下ってヤスケ沢出合に向かいました。これだけで20分近く時間短縮ができます。
ヤスケ沢の出合いは伏流になっているので、入渓地点が少々分かりずらいです。
単調なゴーロ歩きを終えて、大粟沢出合いを直角に右に進んでしばらく歩くと大滝出現。流心を直登できるそうですが今回は右岸を高巻きました。左岸から巻いても良いそうです。
続く3段の滝は、最後の1段が登れないので、こちらも右岸の草付きを高巻きます。
さらに進むとトイ状8mの滝が出現。左壁の残置スリングも使えるそうですが、今回は突っ張りで越えました。
この上にお宝を忘れてきたので、第一発見者の方に差し上げます・・・。
しばらく進むと4mの滝をかけた鷺ノ首沢出合いに到着。小さい滝なので、うっかりすると見落とすかもしれません。
鷺ノ首沢に入るとすぐに今回の核心、40mの大滝が出てきます。スリップに気を付けながらリードで登りました。ホールドとスタンスは意外に豊富です。落ち口へ抜ける最後の一歩が嫌らしいかも。
この大滝を越えると水量は減り、源頭の様子に早変わり。出てくる滝は高巻いたり、お助けを出したり、あの手この手で越えていきます。
稜線が近くになると一面紅葉の斜面が広がります。
紅葉に囲まれたスラブを快適に登り、最後は密度の濃い根曲がりとシャクナゲの薮を濃いで、無事大源太山の山頂へダイレクトに抜けることができました。
当初はどうなるものかと心配していましたが、予想以上の気持ちの良い沢登りができて一同大満足の山行となりました。