【ルート】 白山(小原〜赤兎〜三の峰〜石徹白)
【日 時】2007年12月29日〜2008年1月3日
【メンバー】L田村、SL山川、浅井、大野
12/29は終日雨。
林道は途中まで雪がほとんどなかったため、雪崩の心配もなく距離を稼ぐことができました。
【ゲート】
林道から登山道をたどるしかなく、小原峠の手前まで。
【C1手前】
全員ビショビショで大変不快です。
夕方にようやく雪に変わりました。
12/30は冬型となり暴風雪が予想されたのですが、雪は多少積もったもののさほどではなく、風もまったくたいしたことなし。
視界も200m以上あり、楽に赤兎山を越えられました。
【赤兎山頂】
この日はラッセルも空身になる必要がない程度で、
【膝ラッセル】
杉峠の少し先のコルにC2。
予定よりだいぶ進めました。
12/31、昨晩雪が80cmくらい降り、テントもやや埋まりましたが、除雪はせずに済みました。
【大雪の出発】
この大雪で、ラッセルが格段に厳しくなりました。
ただ、この日も風雪・視界はそれほど悪くありません。
【1481付近】
予定の1481mの少し先からはテン場適地がなさそうなので、早めにC3。
1/1、状況は昨日と変わらず、これなら行けると判断。
尾根はところどころ雪庇も出ています。
【風雪の登り】
上部で一部固いところがあり、アイゼンに2回履き替えました。
また視界が悪くなりツエルトをかぶって待つこともありましたが、13:15には三の峰の小屋に到着です。
約45分で入口を掘り中に入ったのですが、そこで山川さんの右中指が凍っていることが発覚。
寝るまでずっと、お湯で温めました。
1/2、空は明るいが視界は不安定で地吹雪のような風です。
9時の天気図をつけ、時間待ちをしました。
10時、天候の合い間をつき、三の峰の一角まで上がりました。
【三の峰を背に】
もう一度小屋に戻り、回復の傾向が見えた11時30分、下山にかかりました。
視界が悪くルートがわかりづらいところもありましたが、なんとか二の峰へ。
そこからは次第に回復して、ようやく遠くの景色を楽しめるようになります。
【雪の稜線】
なんとか神鳩小屋へたどり着きC5。
1/3 今日は、石徹白に下ります。
重いラッセルを続け、14時下山。
ところが一帯はドカ雪のためタクシーが入ってくれません。
バスは三が日で休み。
ということで、旅館に一泊した次第です。
最初から最後まで人の気配が全くない深い山に入っていくことは、とてつもない緊張を感じました。
ともかくパーティーを無事に下ろすことができて良かったと、心よりホッとしているところです。 (田村)