2017年2月18日（土）～19日（日）
北信 黒姫山 霊仙寺山 山スキー
メンバー S ・M・ N ・S
【黒姫山】
ゲレンデトップ第2ペアリフト上の「入山届BOX」に、登山届を投入して出発。前日までゆるんだとは思えない雪に新雪はくるぶしほどのラッセル。曇天のガスの中だが、1時間半もするとガスが切れ、青空が見える瞬間も。
外輪山にのる頃、周囲の山々が見渡せる。雪庇を避けて山頂方向に進む。13時に 針葉樹のスノーモンスターの間にドロップイン。雪は悪くないが、林間は狭い。
30分もするとブナ帯に入り、いい斜面も現れるが、ガスが濃くなり、雪面の凸凹も判別できにくく、コケそうになるので短めに刻むしかない。
下るにつれ、前日までゆるんだ雪面が凍結した上に薄く粉雪がのったモナカ状に。
地形図の印象以上に傾斜は急で、滑り出しから1時間半、だいぶ手こずる状態に。
カラマツの樹林になって深い谷の向こう側にスキー場が見えてくる。 そのまま東に滑り降りると、使われていないゲレンデに出て終了となる。黒姫山の核心部は、新雪の下の重い雪に悩まされた下部だった。
【霊仙寺山】
取り付きは藪っぽいかと思ったものの、登るにつれ、適度に開けた斜面が出現して期待をもたせるいっぽう、ガスは前日のように被い、いまひとつ意気が……。
黒姫が下からカラマツ、ブナ、針葉樹帯なのに対し、霊仙寺はカバ帯でシラカバに砂糖菓子のような雪がのって明るい印象だが、密だと通過しにくい。
1時間半ほど登ると、左手に飯縄山が見えてくるが、周囲は晴れていながら、北からの風に飯縄山の半分がすっぽり包まれて、さすがは霊山の趣だ。
山頂へと登るほどに、モーゼの十戒のごとくガスが切れ、霊仙寺山頂道標ではからりと晴れ、眼下に開ける、いいづなリゾートスキー場に向かってドロップイン。
視界が開けているのはなにより。シラカバ帯も右手にとれば広めの斜面が現れ、シュプールは無理なく続く。黒姫とは違い、あっという間にスキー場に滑り込んだ。
