【日時】2017年2月25日~27日
【メンバー】K,S
【登攀ルート】味ともⅥ 100m、龍神Ⅵ- 110m
アナコンダⅤ+135m、コブラ110mⅥ-
今年も米子不動に行ってきました。森林伐採の作業が今年はあったようで、作業場所までトラックに乗せてもらうことができて楽が出来ました。
そこからいつものように橇を引いて1時間30分で米子橋のBC着。雪も締まっていて、いままでで一番楽でした。
早く着いたので、偵察だけのつもりを切り替えて、アナコンダを登りに行くつもりで出発。
この滝をアナコンダ&コブラかと思って間違え、左の味ともをアナコンダと勘違いして登ってしまった。
硬くて難しい氷でした。1ピッチ目は、左右に弱点を探してトラバースを2-3回。
ロープ40mくらい伸ばして、氷柱の右側テラスへ。
そこから真上に行くとビレイヤーに氷が直撃しそうだったので、左へ行ったのが運の尽き。難しいラインに嵌ってしまい、無念のアックステンションしまくり状態に。。。硬くて、厳しいⅥ級でした。この時点で、まだアナコンダを登っていると勘違いしていたのだから、情けない。
2日目は、龍神へと向かう。昨日の滝の左にあるはずの龍神が無い。。味ともと間違えていたことに気づき、岩場基部を右へトラバースして龍神へと向かう。
龍神 110m 幅広の見栄えのある氷です。
左側から50mほど伸ばす。昨日のアックステンションが嘘のように調子が良い。少し水が滴っているから、かえって氷の硬さが無くて登りやすかったかもしれない。
テラスでビレイして2p目は60mいっぱい。
龍神を登り終えて、左へ尾根を越すとアナコンダ(左)とコブラ(右)の二つの滝。コブラはしっかりつながっていました。
味とも、龍神と登ってしまったので、まだ時間もあるので、アナコンダも登ってしまおう。丁度先行パーティのフォローが2ピッチ目を登っているところだったので、取付くことに。。。
アナコンダは龍神エリアの中では一番登りやすい。
先行パーティの氷の穴もあるので、それも楽なところの一つ。60mいっぱい伸ばして、テラス状の下。
隣を見ると、コブラの氷柱がすごい迫力。
2ピッチ目は、緩い氷を登って、最後がぐずぐずのプロテクションが取りづらいバーチカル。60mロープ一杯でも落ち口の上がやっと。灌木の終了点まであと15m届かない。
3日目は、コブラを目指す。
下から詰めていくと、アナコンダとコブラの両滝の迫力が凄い。
弱点となっている左側から登る。氷が硬いが、前日の登った跡もある。ツララの真下の笠の下まで50m。
2ピッチ目は、ツララ下を氷柱の表へ回り込んで、直上するが、氷の正面に出たとたんにすごいシャワー。易しいラインの右はジャージャーなので、しかたなく直上していく。
60mいっぱいで終了点へ。バーチカルでしんどいが、シャワーな分だけ氷が柔らかくてその点は助かった。
懸垂下降するが、1ピッチ目終了点のアバラコフで中継なのだが、2mほど左の空中へ出てしまい、支点へ行くのが大変だった。下から見ても迫力のある滝で、今年はお買い得な感じだったのかもしれない。
3日間で4本の巨大な滝を登り、その後の1週間は体がバキバキで大変だった。