2017年10月8日(日)
メンバー:Y澤、S藤、T橋、M山
未知の沢へ出発。目標は完全遡行だ。
コルジュ地形のなかに現れる小滝を確実に越えていく。
地形図にある滝マークに怯えながら進むと、沢が左手に曲がった先にリアルな滝が一筋の白線で現れた。
高巻きルートに目星をつけながら滝に近づく。
ロープを出してルートを開拓すると、無事に落ち口に抜けることができた。
大きなパイを食べながら一休み。
この先は、ワンポイントがいやらしい小滝が幾度となく立ちはだかる。
下降路に予定している尾根へ最短で突き上げる沢を遡行するつもりでいたが、ここまで来たら本流を詰めたくなったので山頂をダイレクトに目指すことにした。
等高線の詰まった斜面はスラブ地形になっている。ホールドスタンスが乏しくなっても両脇に力強く根を張った灌木が生えているので、木登り感覚で高度を上げることができた。
山頂付近になると勾配は緩やかになり、枯れ始めた藪を分けてすすむとダイレクトに山頂に到着した。
M山さんが三角点を発見し、記念写真。
すごいマイナーピークにきたものだ。
余韻に浸りながら予定していた尾根を下降する。
順調に進んでいたら途中で進む道を誤り、結果ヘッテン行動になってしまった。
歩き始めてから11時間30分で幕場に到着。
長い1日だったが、充実した沢登りを楽しむことができました。
これが、この沢の初遡行記録だと嬉しいなぁ。