【日程】2022年4月10日 日曜日
【メンバー】 sgmt tmr tkzw（記）
神奈川県〜山梨県 秋川軍刀利沢 沢登り
絵に描いたような週末。先週まで肌寒かった陽気が嘘のように昨日今日と初夏を感じさせるほど気温が上がった。桜が舞い、心地よい春風にふかれながらシャワークライミングを楽しんだ。
先日まで雪山登山をしていたが、先輩からの沢のお誘いと気候の良さが重なって、沢に向かう気持ちを抑えられなかった。
渓流釣りを始めた頃よく来てた秋川。sgmt先輩が選んだのは軍刀利沢である。ん？ぐんとうり？「ぐんだり」と読む。沢屋の間では有名な沢だそう。
コースは武蔵五日市駅からバスに乗り、南郷下車。林道からすぐに美しい沢が迎えてくれた。清々しくて気持ちのいい朝の空気を吸いながら二股に到着。今年もやってきたなー。沢を見ると胸が躍る。
入渓地点に到着。皆が準備をしている間tkzwは魚影チェック。降り出した竿に今シーズン初お目見えの白いイワナが餌についてきたが食いついてはくれなかった。今回は釣りはオマケだったので魚がいてくれたことが私には大満足だった。
日帰りの小ぶりザックをいいことにどんどん進む。お待ちかねの5m.10mクラスの滝を次々と直登したり、巻いたり。備え付けの極太ロープが何本があった。水温も大分暖かくなり、気温が高いせいもあって、シャワークライミングはとても心地よかった。
力強い足取りですいすい登る
沢を歩いているとなにやら懐かしい見たことのある春アイテムを見つけた。かえるのたまごである。これをみると季節の移り変わりを感じて、生き物の力強さが伝わる。
一時間ほどで工程の3/1ほど来てしまった。更に進むと沢はだいぶ細くなり、次第に水が枯れ、両側に切り立つ斜面から広葉樹の落ち葉が谷に積もっていた。深さ60センチほどはあろうか。まさに落葉のラッセル状態だった。
落ち葉のラッセル!
沢をつめ上がる。多くのハイカーが山頂で昼食をとっていた。幸せそうに談笑しながら時を過ごしているその風景も心地いいものだった。われわれも木陰を探し、昼食。下山後駅までのアプローチに時間がかかるが思いがけず里の満開桜に癒された。また訪れたい沢だった。
山里では都内でもまだ桜が楽しめる
