三国川黒又川五竜沢 〜 御神楽沢下降

【日時】 2006年10月14日〜15日

【メンバー】田邉L、矢野、笹川、小暮(記)

【行程】

10/14 十字峡(7:25)〜五竜沢出合(9:30)〜二俣(11:20)〜c.890二俣c.1(14:45)

10/15 c.1(7:30)〜稜線(10:30/40)〜五竜岳山頂(10:50/11:05)〜御神楽沢下降〜黒又川本流(16:05)〜十字峡(16:50)

【グレード】3級上

 

三国川は黒又川流域でもっともメジャー?な沢である五竜沢を遡行してきました。

越後らしさの凝縮された素晴らしい沢でした。

 

入渓は、十字峡からバックウォーターの左岸の踏み跡をたどって黒又川の本流へ降り立つ。水量も多く、まさしく本流という感じだ。10月にもなり、肌寒くなったこの季節に膝下まで水に浸かりながらの本流遡行は少々こたえるものがあった。

日向沢出合を過ぎ、御神楽沢が正面に見える。大きな滝がよく見え、下降は大変かもしれないと思う。

雪渓のブロックを過ぎた先が御神楽沢出合。

 

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御神楽沢出合の先はゴルジュになっている。水に浸からないようにぎりぎりのへつりで進む。

 

 

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さらに進むと、沢の上に大きな鉄橋が掛かり、なんと左岸からは迫力のある滝が瀑水をあげている。

水をもろに上から浴びる格好になり、ちょっと寒い。

 

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五竜沢に入ると滝が連続するようになる。突破が楽しい。

 

 

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c.750二俣は、両側から美しい滝が掛かるところで見事な風景を作り出している。

この滝は、中央の岩を登る方もいるようだが、厳しそうなので左岸から高巻きとなってしまった。滝上で5mの懸垂で沢に降り立つ。

 

 

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20m滝は、左壁を矢野君が空荷でリード。一部シャワークライムとなり寒かった。 滝上からシングルロープで懸垂を行って元に戻り、再び登り直してもらった。

 

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その上のスノーブリッジをくぐるとミニゴルジュが続きます。

泳ぎを避けるために微妙な草付きを小さく巻いたりして突破していきます。

15mの直瀑は、右の草付きにロープを出して越えました。

 

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その上のc.890二俣。泊まった跡があったので我々もここに泊まることにしました。

快適な幕場でした。

 

 

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翌日も快適な滝登りが続きます。

 

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上流部には大きな雪渓が。。。

沢型も広がっており、なんとかなりそうなので雪の上を歩いていくと、なんとか泥壁つたいにおりることができました。

 

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稜線は素晴らしい紅葉が広がっていました。写真は、阿寺山付近の三ノ池という湿原です。

 

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御神楽沢の下降は、ひたすら急なガレを1時間以上降りることになってしまいました。

しばらく進むと懸垂下降が必要な滝が続きます。短いところは田邉さんの10mのお助けロープを折り返して

時間短縮を図りました。結局、合計6回ほどの懸垂下降が必要になりました。

御神楽沢の下降は下からみあげたときほどの威圧感は感じませんでした。懸垂が多くて時間が掛かりますが、

車で来た場合の下降ルートとしては良いでしょう。

本流に戻ると雄大な流れが続いていました。切り立った渓谷を戻るのは、山の中を自由にあるいている感覚がして非常に気持ちのよいものでした。