中央アルプス/サギダル尾根~宝剣岳

【日時】2008/11/22〜23

【ルート】中央アルプス/サギダル尾根〜宝剣岳

【メンバー】ぐれぽん、ささpooh

 

3連休は欲張り計画で中央アルプス。サギダル尾根、極楽尾根、中央稜というつもりであったが、結果的にはおまけのつもりだったサギダル尾根しかいけなかった。

 

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サギダル尾根はロープウェーを降りてすぐの神社の奥の尾根である。監視員のおじさんから神社奥から直登せずに左に回りこんでから登ってくれと言われる。何でも夏になったときにハイハツを踏みつけられると汚く見えてしまうからだとか。。

回り込んで取り付くが、この数日に降り積もった雪でラッセルだ。部分的に腰程度ある。今回ワカンを持ってきていないので、ちょっと失敗したかな?

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1時間30分ほどラッセルをすると急な岩場の手前に出る。

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ロープを結んで登り始める。コンテで少し登ると岩場が出てくる。ここからスタカットに切り替える。思ったよりも立っている。核心のところを乗り越そうとしたら、なんと左足のアイゼンが外れているではないか。。。。振り返ってみれば、2m程下の岩の上にアイゼンが落ちている。とりあえず引っ掛かっていてよかった。ランニングビレイにぶら下がるようにして少し降りてなんとか回収。駄目駄目です。

気を取り直して核心は左側に回りこむようにして乗り越し、斜めに岩を摑んで更に5m上がる。その上の一枚岩がちょっと手が遠かった。

ここを乗り越して細いリッジを抜けて潅木でビレイ。この先はたいしたことなくコンテで抜けて終了。ほぼ1ピッチが岩場であったが、ちょっと舐めていたので思ったよりも難しかった。

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全装備を背負って登ったこともあって、結構時間が掛かってしまった。サギダルの頭からは風が非常に強い。少し進んで大きな岩の陰で休憩。極楽平の周辺は風が強く、雪も少ないので幕営は出来ない。宝剣岳を越えて宝剣山荘を目指す。

宝剣岳は、ばっちり鎖がついているので問題なく越える。ロープは出したまま、適当にランニングを取りながらコンテで進んだ。

 

宝剣山荘は営業中で小屋の前でテントを張っている二人がいたので隣に張らせてもらった。天狗荘の前は既にテントが一杯でこちらにしたとのこと。幕営料500/人で小屋のトイレが使えて、ストーブで暖かい小屋の中を通っていけるのはよかった。

 

翌日は予定通り、極楽尾根へと向かう。周囲はかなりのガスで視界が悪く余り良く見えない。夜からずっと吹き続けている強風が厳しい。宝剣沢を下降していくが、まだ岩の上に新雪が乗った状態で非常に歩きづらい。A沢から降りていき、B沢、C沢、D沢、E沢の先が極楽尾根なのだが、視界が無いためよく分からない。

C沢を過ぎたと思われるところで、沢は氷瀑のようになっている。

 

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足回りがアイス用ではないのでちょっと緊張してクライムダウン。次第に水流が出てきて時間がかかってしまったので、D沢を過ぎたあたりで沢にはかなり水がでているのと現在位置がはっきりしなくて取り付きを確認するのも大変なので、このあたりでやめて戻ることにした。この時期は本流を下るのは大変だ。ちょっと失敗した。2月の雪が増えた頃に極楽平に幕営してF沢を下降して取り付くのがよいかもしれない。

BCに戻るのは結構時間が掛かった。今日の天気予報は晴れなのにガスで視界無かった。明日の予報は曇のち昼過ぎから雪。中央稜に行く予定だったが、この調子では明日も取り付きが分からず苦労しそうだし天気もよくないので今日中に降りることにした。

ロープウェーを下ってみれば下界は良い天気。

まあこんなもんです。また次回の楽しみということで。。。