丹沢/水棚沢・寄沢本流・女郎小屋沢・沖ノ源次郎沢

【日程】2024年10月12日~14日(水棚沢・寄沢本流・女郎小屋沢)
    2024年11月4日(沖ノ源次郎沢)

【メンバー】MR(L) FA(記)

10月の3連休と11月の3連休は個人的に合宿と称して丹沢へ。まだ暑かった10月は水浴び登攀。11月は涸棚で岩トレができて充実した丹沢の4本となりました。どれもおすすめです。

【寄沢水棚沢】
10/12(土) 寄大橋(8:15)~水棚沢出合(8:40)~835m二俣(11:10)~右俣~雨山西側登山道(12:10)~滝郷沢左岸尾根下降点(12:45)~寄大橋(14:15)

寄大橋付近に車を停めてスタート

水源林の登山道から水棚沢の出合に到着。広くて気持ちいいです。 この後、堰堤越えが7つあった。

2段16m滝は私がロープを引く。 左から取り付き、上段の釜から上は水流左の凹角を登った。

2条6mも左側を水浴びで登る。

8m滝を登るMR。カッコイイ写真が撮れた。

二俣でこれから登る右俣を見上げる。涸れていてどんどん登れる。 ちなみに本流と思われる左俣は崩壊が進み近づくのは危ない。10m滝も崩壊して失われていた。

ホウキタケ?

檜岳山稜で何組かハイカーに会う。ブナがきれいな稜線だった。 ここから滝郷沢左岸尾根(バリエーション)に入る。

滝郷沢左岸尾根はそれなりに急でモノレール軌道につかまりながら降りた。

【寄沢本流】
10/13(日) 寄大橋(7:40)~寄沢出合(8:30)~イイハシの大滝(10:00/11:30)~寄コシバ沢出合(12:10)~登山道(12:45)~寄大橋(14:10)

イイハシの大滝の前哨戦。MRがF1にロープを伸ばす。初っ端から暗いし、悪い渓相だ。

F2かな。キレイです。

F3。2015年にきたときは倒木があって簡単だった。今回はへつって突破した。

      <2015年の記録

イイハシの大滝が見えた。まさかここに2回くるとは思っていなかった。 下段を右から登るとすぐ取り付きだけど、心と装備の準備できる場所でないため、一旦、下段の下に戻る。

満を持してMRがロープを引く。 とっても悪い登攀なのだがMRは絶好調。

きれいに伸びたロープ。2015年にフォローで登った時より上部の灌木や草が貧弱になっているように感じて、ロープがついていても恐怖グレードお高め。 この上は左岸尾根から巻気味に私がロープを伸ばして、大滝の落ち口へ降りた。

寄コシバ沢のCS5m。この沢は明るく平和な世界が広がる。

寄コシバ沢左岸尾根にある釜場ノ平

水棚沢出合。無事に合宿2日目終了。寛ぐ私。

水源林の登山道入り口にクマさん出没注意喚起

【玄倉川女郎小屋沢】
10/14(月) 玄倉駐車場(5:50)~女郎小屋沢出合(7:00)~女郎小屋乗越(12:30)~東沢出合(12:50)~玄倉駐車場(15:30)

アプローチが長いので早出して玄倉林道のこの看板から本流に降りる。

本流に降りると広い河原。 朝の空気がとっても気持ちがいい。

最初の核心3条15m。日差しが届かないので暗く水を落とす。流芯右に残置がみえたので私がロープを引く。途中から残置が遠かったり、もろ水流を浴びたりで時間がかかり凍えてしまった。ビレイのMRも寒くて大変だったようだ。

凍えた身体を温めたく日差しを求めてどんどん進む。

野猿棚の6m滝。途中で怖くなり先に上がったMRにお助けを要求。

野猿棚

野猿棚の最後の滝。この滝は右のルンゼからMRがロープを引く。

最後は狭いV字ゴルジュで先にCSが見える

残置が腐っていて高度感のあるチムニーは怖い。

女郎小屋乗越への登りは悪いザレ

女郎小屋乗越から東沢に向けて懸垂下降。 小川谷廊下には何回かきているがその先の東沢は初めて。穏やかな綺麗な渓相だった(写真ブレブレで載せられず残念)

小川谷廊下の終了点からは右岸経路を通り穴ノ平橋へ。右岸経路の入り口に鹿柵がかかり分かり難い。 途中で手のひらサイズのこのキノコを何個も見た。

【水無川沖ノ源次郎沢】
11/4(月) 戸沢(9:30)~水無川本谷入渓(10:00)~沖ノ源次郎沢F1・F2(11:20/14:20)~戸沢(15:00)

水無川本谷から入渓

本谷F1はいつも通り左の鎖からサクッと越える

本谷F2は右の残置をA0して登る。

本谷の滝が続くが濡れたくないので全て巻く

これは沖ノ源次郎沢のF2(20m)。MRが左のバンドからロープを引く。バンドトラバースの恐怖グレードが高い。 なぜかF1(20m)の写真を撮り忘れた。F1は私がロープを引く。まさに岩トレという感じだ。

F2の上部はクラック沿いにカムが決まるので楽しい。今日の目的はF1とF2の登攀だったので、それぞれ1本づつ登りたかったけど時間切れで私だけおかわりF2。バンドトラバースが怖いので直登ルートから行く。最初の被っているところは難しいのでA1して身体をあげてみたら持てる手が見つかった。フォローのMRはA1しないで上がってきた。

時間がないのでその先の遡行はせずに懸垂下降2回してから書策新道が沢を渉る地点へ戻る。崩壊した書策新道を残置にぶら下がりながら通過し、緩やかな源次郎尾根を経由すると戸沢はすぐ。 今回は公共交通機関なので戸沢から大倉バス停へ向かうと、ビールを買っている間にバスがきてしまったので飛び乗る。駅前の大好きな中華でいつものセットを食して帰宅した。

 

今年は10月中旬でも暑い日か続いた。積極的にシャワークライミングしたのも今年ならではかな。11月の3連休は天気に恵まれず沖源のみになってしまったけど、去年から行きたかった沢に行くことができて大満足でした。