足拍子川フトゴキ沢

【日時】2007年9月2日(日)

足拍子川フトゴキ沢〜経木ノ沢下降 

小暮、石井

 

日帰りで足拍子のフトゴキ沢に行ってきました。懸案の下降はいまや藪となってしまった尾根ではなく経木ノ沢を下降することにしました。経木ノ沢の下降をしている山行をWebでみつけましたので参考とさせていただきましたが、大正解でした。

車は、林道が崩れており終点まで入れず、20分ほど歩いて沢にたどり着きました。沢を歩くとすぐにフトゴキ沢の出合いです。流れが少なくショボイ感じです。 

 

 

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ゴルジュの中にこのような3m程度の滝がどんどん出てきます。

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少し進むとコマノカミ沢が右岸に滝を掛けています。こちらもはっきり言って水量が少ない。1:1となっているのでそれと分かります。

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ゴルジュを抜けると周囲が開けます。写真で見るとさほどの開放感でも無く感じますが、狭いゴルジュで小滝が続いた後ではビックリするほど豪快で開放感を感じさせてくれました。

この滝がどこで区切ってよいのやら。。。

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スラブがいつまでも連続して130m位続くのです。どこまでで滝として区切ってよいのやら。遡行図の書き方が難しい。滝そのものはスラブで快適に登ることができます。

上部に行くとだんだん嫌らしい感じとなって、次第に草付交じりで滝を越えることになります。 

 

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この先は、大きい滝というより3m〜5mの小滝の連続。

写真のようなCS滝やチムニー状の滝がずっと出てきます。 

 

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幅1m程のゴルジュの中を行きます。絶対に高巻き出来ない感じでこのまま突っ込んで大丈夫かなと思ってしまいます。突き当たりには被り気味の細い水量の滝が掛かっています。

この滝がアブミで越える滝でした。中段までフリーで登ると、ボルトが打ってあり、ボルトと残置ハーケンで合計5箇所位をアブミの架け替えで登ることが出来ます。

実際、アブミの部分だけが問題なので、石井さんの10mロープを使うことに。残置ハーケンのききを確かめるつもりで錆びたハーケンをハンマーで叩くと、表面の錆びが取れてきたのはよいのですが、ハーケンが折れそうな感じでそれ以上叩くのはやめておきます。ちょっと嫌なので、このハーケンは使わずに越えました。まぁ、ここ最近アブミは練習していたので、楽しい登りでした。アブミから滝の落ち口に移るところがポイントでしょうか。

その先の8m滝が立っていて直登が厳しいので、また例によって先程の10mロープで石井さんが右の草付から越えますが、結局ロープが足りなくなってしまい更に5mロープで延長します。ここは30mメインロープ出せばよかった。

この後はロープを使う箇所はありませんでした。

あとはヨイショヨイショと3m程度のチムニー状やCSの滝をショルダーを使ったり、ボルダームーブをやったりして結構面倒くさくて疲れる滝が連続します。

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この滝は左岸から巻きました。落ち口は、草付で掴むのは草しかありません。このところ越後の沢に行っていなかったので久しぶりです。

このあともヨイショヨイショ。チムニー滝とCS滝の連続を超えていくと、ようやくクロガネの頭に出ます。最後は藪漕ぎです。蔦が絡まってとても面倒な藪です。

山頂からは、越後の山々の展望を楽しみます。 

 

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下降は経木ノ沢へ。

間違えないように注意して沢に入りました。沢は上の写真のような感じで登山道みたいで歩きやすい。

次第に水量が多くなり、フトゴキ沢よりも水量が多くなります。何箇所かクライムダウンをするところがあります。懸垂下降は岩角に捨て縄をつけて約10m降りるところが1箇所だけありました。この沢の下降はお勧めです。

 

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経木ノ沢の下流部はナメと小釜が出てきて楽しいです。私はウォータースライダーで飛び込みましたが、ザックの防水が心配な石井さんは見事なへつりを見せてくれました。

 登りでは 石井さん曰く 「ご苦労さん」系の滝が続きましたが、沢の下降でホッと一息。最後は沢グルミの巨木を見つけたりと癒されて帰ってきました。

toma について

東京都山岳連盟所属 [沢登り・雪山・山スキー・アイスクライミング・山岳会]
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