【期 間】2013年8月31日
【メンバー】Y T F(記)
【ルート】川乗橋9:30〜聖滝11:00~夫婦滝12:00~竜王橋14:30
夏の会山行は悪天により中止となってしまったが、関東地方だけはぽっかりと晴れたので水の多い沢に行ってきた。
<川乗橋の下から入渓>
腰までつかったりを繰り返しながら単調な河原を歩く。プールで泳いだ後のような気だるさに覆われ、昨夜3時半まで宴会をやっていたことを反省する。
<最初の深い瀞は目覚めの泳ぎとなる>
1時間も歩くと、聖滝が現れた。
<聖滝1段目>
<ロープを引いて泳ぐY君>
<ツルツルに磨かれた1段目・フリーで突破>
1段目をあがると、もうそこは2段目の釜となる。2m程度で傾斜も緩い滝なのだが、なにせツルツルで手掛かり足掛かりが乏しい。3人がそれぞれ試しては流されて戻ってくるを何回も繰り返し、最後はTさんがY君を後ろから押し出して突破。
<聖滝2段目>
トイ状の3m程度のツルツルの滝。ここは下からY君の足元を手で押さえ、騙し騙し登って貰う。
<聖滝3段目>
<聖滝3段目を上からみるとこんな感じ>
<聖滝4段目の大釜>
続く滝は私でも行けそうだったので泳いで右壁の割れ目に取り付く。
<聖滝4段目から続く滝>
逆川を右に出合うと間もなく、今日のハイライト、夫婦滝10mに到着。
<右の滝を登る>
滝裏の垂壁に残置ハーケンがあり、アブミをかけて上段に上がり、強い水流を浴びながら落ち口に近づく。落ち口の右上にビレイポイントらしいシュリンゲがあるが全体重をかけるには心もとなく、Y君はバイルを落ち口上に引っかけ、身体を引き上げたそうだ。
<目を開けているのもやっと>
<夫婦滝を抜けた>
次は3段20mの滝。1段目は滝の下を潜るように登るが、岩が脆いのと微妙なスタンスなのでお助けをありがたくつかませて貰う。
<1段目>
2段目は簡単。3段目は天からは滝が噴出し、足元は狭い廊下を激流が走り取り付く島がない。ここまで全て突破してきたので、これも登れるはずと左壁にハーケンを打ちルートを探るが、「やっぱり無理じゃない」ということで、ロープを出して右の悪い泥壁から巻く。
<3段目の弱点を探すが…>
最後の7m滝は、ここまでリードを我慢していたTさんが気軽に取り付く。簡単なのかと思いきやホールド、スタンスが細かく、お助けを出して貰った。
<この滝上の左側に踏み跡があり、竜王橋まで30秒>
川乗谷は支流の逆川が有名ですが、本谷は水量が多く、晴れた暑い日には最高です。ただし滝を登るとなると一気に難易度があがります。